目的によって求めるカメラ性能が違う
写真撮影を生業としている友人に、10年ぶりに再購入したニコンD40を触ってもらいました。彼は元々D40を使っており、そこからAPS-Cの上位機種、フルサイズ機に移り、現在はニコンD780を使用しています。
そんな写真撮影のプロの彼に、十数年ぶりとなるニコン D40を触ってもらい数枚撮ってもらったところ、、、
「えっ!オートフォーカス、遅っ!」
フォトグラファーの彼はプロとして普段から上位機種を使っているので、その基準からすると2006年発売のエントリー機のニコンD40のオートフォーカスはかなり遅く感じたそうです。
レンズの性能も関係していると思いますが、彼は感覚値として「D780がオートフォーカス1秒で合うところ、D40は10秒かかる」と言っていました。実際はそんなにもかかりませんが、それくらい違いがあると感じたようです。
性能としてどれだけ違うのかと思い、価格.comの比較表でD780とD40を比べてみました。
いつくかの情報は歯抜けになっており不明な部分もありますが、自分でわかる範囲だと、D780はオートフォーカスのエリア(エリアと呼ぶのかな?)が51点に対し、D40は3点と17倍も違いがあります(わかりやすく単純に数で計算)。
ちなみにD40は2006年12月発売、D780は2020年1月発売となり、約13年間の技術進歩もオートフォーカス性能が違う要素のひとつかもしれません。
彼の撮影スタイルからすると(当然ではあるのですが)D40は使えないカメラになります。瞬間瞬間が勝負のプロの撮影にはD40は不向きとなります。
しかし、私の場合だとD40はちょうど良いカメラとなります。機能はシンプルだし、一瞬が大事というわけでもなく、ゆる〜く撮影できるカメラとしては充分です。スマホの写真アプリで写真を管理しているので、600万画素の撮影データも軽くて重宝しています。
目的によって求めるカメラ性能が違うんですね。今回の出来事で、どんなカメラが最適なのかは目的で大きく変わってくるということを実感しました。
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