初々しい
郊外と違って都心の飲食店はぎゅうぎゅうに席配置されてる。
家賃が高いせいかな。
そんな店で隣席にカップルが座った。
なんか会話が初々しい。
「ハンバーグ好き?」
(ハンバーグ専門店だここ)
「このセットにする?」
おや、まだ食べ物をシェアするほどの付き合いではなさげだ。
耳がダンボになる。
「今の部屋はいつから?」とか
仕事の話を(同業他社みたいね)
お!家族の話を始めましたっ!
「妹がいて双子なんだよ」と男子。
「すごぉい。双子兄妹とかどんな感じ?」
当たり障りなく
親しくなりたい感を互いに出しておりますな。
よきよき。
食べ終わった私達、旦那が会計を済ませつつ
私の荷物も持って行く。
狭いので。
「失礼致します」と私が隣席に声をかけて
すり抜けさせてもらう。
男子「どうぞ」と少しだけスペースを作ってくれる
「お気をつけて」
ん、よいこだ。
おふたりに
幸多き事を。
可愛いなあ。
よろしければサポートお願いします。壊れつつある身体を機械の身体に変えていく資金にします。(関節の人工化とか、目玉の水晶体取り替えとか)将来的に。