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アニメ僕ヤバ:Karte1/僕は奪われた感想(限界:後編)

第一話感想後編

誰が得する感想後編です。
当然のごとくネタバレを含みますので、ご注意ください。




◇ ◆ ◇




冒頭:14:00

本編Karte5のエピソードより。
冒頭のつなぎが原作と変わったので、市川は制服。
という場面から着替えて再登場。

この風体はなんとなく4巻ごろの京ちゃんみたいですね。
いや、原作でもこのDeathBoyTシャツなのでそのまんま1巻の初期京ちゃんなんですけど、にじみ出た空気がこう、なんというか、男子なんだよな。(なんだよなってなんなんだよな)
そういやこのTシャツboyじゃないな。Deathだ。死神とはな。

さて、ばっちり雑誌名も把握してあるのだけど、これは見聞きしていたのもあるでしょう。というか原作ではそう。

冒頭:14:25

YMD登場。
京ちゃんが着替えたの同様に山田もおめかしというところ。
この時の山田は市川にはそんなに興味がないものと思われ、特段気が付く様子もないようで。
そして初期の京ちゃんははしっこい。陰キャしぐさである。

どうでもいいけど京ちゃんのリストバンド、絶妙に中学生って感じ。
私も中学生のころ流行ってたよ……

私は永遠の14歳、いいね?

怒涛の市川のツッコミも冴えるほどに山田も結構ヤバイ。

このセリフどこ指してだったかな……
山田はいつも山田だからな……

ちなみに山田も割とイタイという市川のところですが
直後の市川の財布はマジックテープバリバリなのでめっちゃダサいです

冒頭:16:30

挿入。市川の過去回想。
原作にはかな~~~~~り後に出てくる話
なので、めっちゃっくっちゃフライング回想です。具体的には50話ぐらい先行。
ここに市川のが挿入されたのは現状にも理由があるという補完でしょう。

このあたりは学園階層社会の底辺だと自分を認知づけるための話でもあると思うんですけどずいぶんとわかりやすくなっていると思います。
いや~ロジカルですね。僕ヤバはかしこい。

ドーン

せ、せんせーーーーーー!!!

はい。まあそうです。原作で明確に京ちゃんが"使った"シーンですね。原作観たときは衝撃でした。ヒロインをオナペ(検閲削除)するとはね。というかこの回読んだときは狂ったね。私の貧相な読書経験では露骨にこんなラブコメでヒロインをオ(検閲削除)するとは思いもしなかったんですよ。でもなんだか等身大でちょっと良かったな。僕ヤバは変に綺麗すぎないのが僕は好きです。

というのは置いておき、つまりは市川も色々理由をつけてるけどやっぱり性的な好奇心とかそういうものがないまぜになってる感情でもあるのですね。
そして雑誌の健全な同級生の写真を見て致せるあたりかなりの絶倫ですよ市川は。

冒頭:17:00

ここからKarte6です。原作で言うところの僕ヤバのプロローグの始まりです。
正直なところここまでで前日譚みたいなところがありますが、片方しか相手を見ていないような展開の描写がされていて、ちょっとした市川の根っこが見えたような回だったと思います。

ここでぬるっと自転車を降りる市川ですが、どうでもいいよとは裏腹に、気になっているから無造作に自転車から降りて様子をうかがってるんですよね。こういうところがまだ無自覚ですよね。全然どうでもよくない。

そして大人気キャラナンパイ登場ですね。南条ハルヤ先輩。
ナンパイですけど、下の名前も先輩からとっても割とナンパに近いニュアンスになるくらいそういう人です。
まあ割とこう……アレな人なんですけど原作読んでから読むとまあアレです。うん。ちょっとだけ味わいが変わるかもしれません。

さて、話を戻してナンパとわかるとほっとする市川、表情が原作よりわかりやすいかもしんないです。ほっとしますよ。そういうことだよ。
市川の心なしかツッコミにも切れが戻るぜ。

ところで後ろのコンクリのポールが竹みたいなのなんだよと思ったら原作もこの謎のポールだった。原作に忠実。

座ったらお尻に突き刺さるベストデザイン賞か何かでしょうか

冒頭:18:30

面白いが最高の誉め言葉

序盤は面白いに憧れがあったのか、山田の反応が非常に大きいセリフです。
これはあくまで市川視点の捉え方ではあるのですが、とはいえ非常に大事な言葉です。

一方で暗い気持ちになった瞬間に差し込まれる前髪よ。世界との隔絶かな。

さて。少し進んで「マジでさ」。
原作だとこのコマ結構怖いんですが、アニメだともうちょい真剣みが増して人間味がありますねナンパイも。いや、ナンパイは人間なんだけど。

冒頭:19:30

最高にどうでもよくないシーンですね。
この衝動シーンは割と過激でもあるのですがそのまま投擲が見られてよかったです。なんなら前輪がひしゃげた分パワーが増してます。パワー!

先生の中でばやしこが可愛い生き物判定なのがなんか嬉しい。

颯爽と登場ばやしこ

市川くんが自転車投げたんだよ

なんで投げたの?

ここ地味に怖いとかじゃなくて理由を聞いたのが山田らしいですね。
拒絶とかで反応しないあたりがらしさだと思います。

アクセルとブレーキ間違えて

この言い訳は車とかエンジン駆動ならあり得るんですが、当然自転車なので間違いようが無い構造です。
ついでに言うと小林が「投げた」と言ってるのでそもそもアクセル踏めないのでもうなんというか明らかなウソです。故意100%シュート。

原作ではここでばやしこの最ッ高にキレッキレのツッコミが入りますが、ロロちゃんとかでよく見られたブラックジョークの類なのもあってか、アニメ化に伴いカット。ちょっぴり残念。

あっはっはっはと笑い出す山田。
戸惑う二人。

市川って 面白いね。

最高の誉め言葉
このセリフの回収の鮮やかさはもう何度見ても見事ですね。見るたびに拍手してしまいます。
市川のボケが面白いから笑ったという風に見ることもまあできますが、それはボケがボケであると理解しているからであって、そこには山田が市川がなんで自転車を投げたかがわかってるからなんですよね(早口)。

変人寄りの市川ですが、図書室のカッターの一件や原さんたちとのやりとり(+原作だともう一押し)などもあり、市川が決して悪い奴ではないことを山田は知ってるので、そういう風に笑ったのだと思います。

要は形を変えたありがとうということでしょう。

ラブコメみたいだ。

Karte6ラストは原作はもうちょっと気色ばんだ市川が見れます。もっと浮足立ったよろこび。

さて、そんないい感じで終わったアニメ第一話「Karte1 僕は奪われた」なのでした。


OP:ヨルシカ『斜陽』

キャー!!ヨルシカだわーー!!!!!!!!!!すばらしいのだわ!!!
大好きマンガに大好きアーティストで心臓は爆裂四散!!!え?ナニコレ夢?幸せな夢?どういうこと!?しめやかなんて辛気臭いこと言わないよ!!!!!!!ドカーン!!!!!!アバー!!!!!!!!!

何興奮してるって言うとですね!!!!!

「斜陽」ですよ!!!!「斜陽」!!!!!!!!

つまり原作8巻を読め。

原作8巻を読めのデーモン

ということなんですよ。
なんかもう感情がわっちゃかめっちゃかになるから読め。
タイトルだけでしぬ。
おほーーーーーーーーーーー!!!!!!!おほほほほー!!!!お嬢様ですわーーーーーー!!!!!

やだ、泣いちゃう。

ああ、めちゃくちゃいい……。

まとめ

優勝だよ。

アニメ化ってなんてすばらしんだろう。

正直もうずーーーーーーっと不安でした。放映されたら声は解釈違いじゃないかとか、テンポがぶち壊されちゃいないかとか、変に改変が挟まりまくって崩壊しないかとか、そもそも作画が崩壊してないかとか、そういうあれやこれやを予感しながらずーーーーーーーーーーっと原作読んでいて。

まあ本当に僕ヤバは原作すごく人気で、私も大好きで、なんだかあの静かで騒がしいのがアニメで本当にやってくれるのかとか、そういう過剰な期待とかそういうのでずっともう震えてたんですよね。

先行上映もアニメが動く瞬間までもう本当にまーっじで吐くほど緊張して神に祈るわ仏になるわ、打ち上げられた魚のごとく会場の椅子の上で口をパクパクしてるだけだけの哀れなオタクになってましたが、アニメが動いて、息つく暇もない一瞬で終わって面白かったんだなって思えたのが本当によかったんですよ!!!!!!!!!!

つまり、アニメの1話はめーーーーっちゃ面白かった!ってことです!


いや、本当にすごかったです。
僕ヤバは山田にかけられた想いが本当に熱い作品なので、こうやって作品が世に出てきたことが桜井のりお先生にとって本当に良かったことだとも思いますし(演出・キャストなどアニメ制作にもかかわっていると思いますので)、心からおめでとうと拍手を送りたい気持ちでいっぱいになれる作品でした。心が満たされますね。

これからもたくさんの山田が市川の目を通して描かれるのですが、そういった中でひっそりと私は1ファンとして視点役になっているもう一人の主人公の市川君を愛でていきたいと思います。
2話も知っているので次回も今からとっても楽しみです。
色んな京ちゃんを愛でていくのだぜ……ぐへへのへ……。

そしてEDも非常に沁みた、会場でお聴きしたこはならむさんの歌がまた聴けると思うとそれも楽しみです。
僕ヤバを楽しみに、今週も頑張って乗り越えていきまっしょい!

今回の報告は、以上です。

好きなことを好きな時に書く!それがストレスを溜めないライフスタイルなんだよ