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書き置き御朱印の貼り方(動画あり)

拝受した書き置き御朱印。いざ真新しいページに貼る時、けっこう緊張しますよね。大切な御朱印、キレイに残したいです。

私たちなりの「書き置き御朱印の貼り方のコツ」をまとめてみました。参考になりましたら幸いです。

字幕つき動画を作成してみました。
3分24秒です。カップラーメンにお湯を注いで、待ち時間にみられます。
(画質はいまいち……発展途上ということでご容赦ください)

また今は色々見る時間がなく、使っているのりの種類だけ先に知りたい方へ。私たちは「スティックのり」を使用しています。


ここからは動画の補足をしていきますね。


(1)御朱印帳のサイズ選び

大判サイズ」を選ぶと安心。私たちが使用している蔵前天文堂の大判サイズの御朱印帳、今の所はみ出した書き置き御朱印はゼロ!

たとえば浅草寺の四万六千日の御朱印。横11.5cm 縦16cmと大きめ。はみ出しを心配しましたが、ちゃんとおさまりました!

お寺や神社によって大きさは様々。

大判サイズの嬉しい点は他にも。御朱印帳に直接書き入れていただく時にも発揮します。大きくダイナミックに書いてもらえて、墨書の美しさを迫力満点で堪能できるのです。

ご住職や書き手さんの見事な筆さばき。

※大判サイズではないスタンダードサイズをお使いの方へ
神社やお寺で購入したり、最初の1冊目にスタンダードサイズを購入される方も多いと思います。綺麗な貼り方については、この後の項目を参考にしてみてくださいね!

(2)貼る前にすること

✔ 手と卓上を綺麗にする

手が濡れていたり、テーブルの上にまさかのこぼれた醤油が……などの悲しいアクシデントを防ぎましょう!テーブルを水拭きした場合は、ちゃんと乾いた状態になってから作業開始です。

✔ 御朱印帳の向きとページ

「上下逆さま」「ページ飛ばし」が無い様にチェック。特に注意したいのは新しい御朱印帳に切り替えた時。隣に以前もらった御朱印がないため、御朱印帳が逆さまになっていないか要確認です。

✔ 大きさと貼る位置

のりをつける前に、貼る予定のページに書き置き御朱印をのせてみます。大きさと貼る位置を確認です。この一手間で「大丈夫だと思ったのに…」と言う悲しい事態を減らせます。この時点ではみ出てしまうことがわかれば、まだ糊がついていないので、カットしたり(人によっては折り込んだり)工夫ができますよね。

御朱印帳に貼った後にハサミで切るのは意外と難しいです……。文字や裏ページを切らない様に、ついハサミの動きを迂回させがちになっちゃいます。そうすると仕上がりが歪んだり、結局紙がはみ出してしまうことも。

ちょっと大げさにイラスト化してみました。

そして、切った側だけ余白が小さくなります。そうすると外側へ寄った見た目に。先に両側を均等に短くするのがおすすめです。

方眼定規があるとはかどりますよー!切ったり折ったりしたい部分に水平に線を引くのが楽になります。方眼定規は100円ショップにも取り扱いがありますし、一つ持っておくと◎。

方眼定規は、紙の端から水平に線がひきやすい

ちなみに、私たちが紙を切るときはカッターを使用しています。カッターでまっすぐ切るときは定規を添えますが、片側に金具がついた方眼定規を愛用中。手帳屋の仕事でカッターを多用するので、刃があたっても定規が削れない所がとても便利。

工作好きの方にもおすすめ、金具のついた方眼定規

ですが、こういったものを購入しなくても「定規の片側を線引き専用」「反対側をカッター専用」としておけば、削れてガタついた方で線を引いてしまう失敗が減らせます。
※もしカッターをお使いになる場合は手や指を切らないよう、じゅうぶんにお気をつけください。不慣れな方は無理をせずハサミをご使用くださいね。

(3)のりは何を使う?

白いスティックのりを愛用しています。

よくある普通のスティックのり。使いかけでも大丈夫です。

余分なのりのかけらがドバっと付いてしまった時も、取り除くのが簡単。この時にティッシュを使うとティッシュの繊維が貼りつくことがあるので、爪楊枝ですくって取ると安心です。

余分な糊も簡単に取れます。

意図せずのりが沢山付いてしまうこともあります。すぐにシワになりやすい水糊みずのりタイプとくらべ、(御朱印を貼ることに関しては)スティックのりの方が扱いやすく感じています。気温や湿度によって柔らかさが変わる場合もあるので、先に不要な紙で試して付き具合を確認しましょう。

(4)塗り残しがあったとき

のりの付き方が不十分な時、つい直接スティックのりを押し当ててグイッと付け足したくなります。ですが、爪楊枝にのりを少量とって塗布しましょう。特に角の部分。三角の折れ目がつきやすいですよね。あまり角を持ち上げずにそっと。とくに繊細な和紙の場合は、優しく優しく。

(5)のりの使い方のコツ

使用する前にのりに汚れが付着していないかも確認しましょう。スティックのりの動かし方を冒頭の動画でご紹介しています。是非ご覧ください!


以上です。

すっかり定番となった書き置き御朱印。貼る時の「大丈夫かな?失敗しないかな?」という不安を少しでも減らすお手伝いができましたら幸いです。文章だと長くなってしまいますが、どれもほんの一手間プラスするだけなので、ぜひ試してみてくださいね!今後も良い方法が見つかったらお知らせしたいです。

※書き置き御朱印については、拝受した日付を自分で記入する際に調べたことも記事にしています。


お読みいただきありがとうございました。
季節のおまつり・参拝の際に立ち寄ったカフェや食堂の紹介もinstagramで更新中です。是非ご覧ください。
(蔵前天文堂・スタッフB)

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