草木をモチーフにしたシームレスパターン制作その1「アケビ」
大阪電気通信大学四條畷キャンパスは大阪と京都と奈良の県境にある生駒山の清滝峠手前にあって、結構周囲の自然が豊富です。
2018年12/22(土)23(日) 大阪市立中央図書館で開催されるものづくりのイベント「つくろか!」に向けて、キャンパスで見かける植物を図案化した版画作品を制作しています。
今回は「アケビ」のパターンを制作します。
アケビは、斜面で良く見かけるツル植物で、5枚の楕円形の葉が奇麗に並んでいて、ひと目でアケビだと分かります。
秋になると中に黒い種が沢山入った紫色の大きな実がなります。ツルの動きが表現できたら良いなあと思います。
観察しながら特徴をスケッチ
葉やツルの特徴をできるだけ抽象化したいと思います。
抽象化とは「対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は無視する方法(Wikipedia)」のことです。
リンダ・パリー の著書「ウィリアム・モリスのテキスタイル」を見ると、左右反転したり継ぎ目を上手く繰り返す基本の柄を使ったパターンを知ることができます。
ウィリアム・モリスのテキスタイルについての参考リンク
・メトロポリタン美術館のコレクション
William Morris | The Metropolitan Museum of Art
・ヴィクトリア&アルバート博物館のコレクション
Willam Morris textiles|Victoria and Albert Museum
資料を参考にしながら、方眼に繰り返し組み合わせられる図形を単純化して描き、そこに抽象化したアケビの図案を当てはめてみました。
こっそり紛れているのは、アケビを食草とするアケビコノハという蛾の幼虫です、笑。
この絵を上のグリッドに従って配置するとこのように継ぎ目の見えないパターンになります。
出来上がった作品は2018年12月22日(土)23日(日)に大阪市立中央図書館で開催されるものづくりのイベント「つくろか!」で展示しますので、ぜひ観に来てくださいね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?