2023/4/23 元ギャング構成員が違法貸金業の違法な取り立てから市民を守る側へ
マレーシア市民権利協会(PHMM)によると、無許可の貸金屋からの違法な取り立てについて1日20件以上の問い合わせがあるとのこと。
このPHMMの会長を務めるのは31歳のムスタファ氏で、自身も以前はギャングの一味として12年間活動していたという経歴の持ち主。
ギャングの構成員だった当時、母親の働きかけにより更生のためサウジアラビアでイスラム教を教え込まれ、その後改心したとのこと。
帰国後は、非認可の貸金屋から借金をして違法な取り立てに苦しむ人々を救済するため、PHMMを立ち上げた。半年間で3,400件もの苦情が寄せられているという。
ムスタファ氏は、自身がギャングの構成員だった頃には、何度も逮捕・勾留を経験したことを明かし、ギャングになることには中毒性があり、その関係を断ち切るためには勇気が必要であると述べた。
同氏がギャングに参加するきっかけとなったのは、学校でのいじめだったと語る。その後マレーシアの九州のギャングの構成員となった。
こうした経験から、犯罪の経験のあるものだけが、犯罪者の状況や気持ちを理解できるとして、この団体を立ち上げたとのこと。現在は他の政府組織とも協力しながら活動を続けている。
基本的には10%の手数料をとっているが、状況によっては無料で助けの手を差し伸べることもあるという。
出典
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