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2023/1/5 【保健省】2022年度のマレーシア国内でのデング熱感染状況(ざっくり翻訳)

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2022年最終週のデング熱感染者数は2,024名で、デング熱の合併症により6名が亡くなりました。

2022年1年間のデング熱感染者数は66,102名で、2021年の感染者数26,365名から150.7%増加しました。2022年度中の死者数は56名で、前年から180%増加しました。

2022年最終週の時点で、国内の71か所がデング熱のホットスポットと認定され、その前の週より13か所増加しました。ホットスポットの内訳は、スランゴール州が40か所、サバ州が16か所、KLとプトラジャヤで合計7か所、ペナン州で6か所、ペラ州と九州でそれぞれ1か所ずつです。

同じく蚊を媒介とするチクグニャの感染者は、2022年最終週に13名確認されました。内訳はペナン州で8名、スランゴール州で4名、KLで1名です。

2022年度のチクグニャへの感染者総数は814名で、前年の1,432名から減少しました。また2022年度中、ジカ熱への感染の疑いがある患者の血液または尿のサンプルで検査を実施しましたが、全て陰性でした。

2022年度中にデング熱の感染者が急増した理由には以下のものが考えられます。

  1. COVID-19のロックダウン解除に伴う、人々の活動量の増加により、人間を介してウイルスが広範囲に運ばれた。無症状の感染者が、別地域に移動し、そこで蚊に刺され、その蚊が別の人を刺して感染が拡大した。

  2. DEN4型ウイルスのセロタイプに変化が起こった。

  3. ゴミの不法投棄など公衆の場所の衛生の低下によってデング熱を媒介する蚊の発生が増えた。

  4. 気象変動、洪水の発生により、蚊が発生しやすくなった。

デング熱の流行を抑制するため、洪水が発生した場合、水が引いた1週間以内に自宅周りの清掃を行い、蚊の繁殖源を作らないよう対策してください。また自宅周辺で蚊の繁殖を許すような水溜りなどがないかを確認し、対策を行なってください。

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