2023/3/3 KLIAの出入国審査場の混雑状況と、QRT出動による待ち時間の軽減についての報告書が公開される
マレーシアの出入国管理局とマレーシア空港会社は共同で、KLIAの出入国審査場にQRT(クイックレスポンスチーム)を派遣したことによる待ち時間の軽減について報告書を公開した。
KLIAにクイックレスポンスチームを導入した目的は、多くの国際線航空機が到着する時間帯に、全ての出入国審査場のカウンターを利用可能にし、出入国者の待ち時間を軽減する狙いがあった。
KLIAターミナル1には23名の出入国管理官が、ターミナル2には7名の出入国管理官が派遣され、シフト制で任務に当たった。
マレーシア空港会社の調査によると、ピーク時の出入国審査の待ち時間が20-60分減少したとのこと。
マレーシア出入国管理局の公式Twitterで公開されたグラフによると、2023年1月と2月を比較すると、入国審査と出国審査それぞれの時間ごとの待ち時間の平均が示されている。
夜10時から翌日正午の時間帯は、待ち時間が少なく、平均で15-20分で抑えられているのに対し、午後1時台から6時台の時間帯が最も待ち時間が長くなり、30分を超えている。
マレーシアに入国し、国内線への乗り継ぎを行う場合(特にターミナル1から2への移動が必要な場合)には余裕を持ったプランが必要だ。なおKLIAターミナル1には、国際線専用サテライトビルディングから本館へ到着後、国内線への乗り継ぎカウンターがあり、乗り継ぎ専用の出入国審査場が設けられている。
同じような傾向は、マレーシア出発時の出国審査場でもみられるため、マレーシアから出国する場合にも、時間に余裕を持った計画が必要だ。
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