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イップス5話


あつろちゃんが俳優人生で初の連ドラゲスト出演を果たした、2024年5月10日のフジテレビドラマついての備忘録です。

あらすじ

黒羽ミコは、運転手を務める坂浦猛とともに、小説のネタ集めのために裁判の傍聴に来ていた。大手建設会社による不当圧力が原因で起きたとされる、建設現場での死亡事故についての裁判で、注目度の高い案件だった。
傍聴席についたミコは、坂浦の左に法廷画家と思われる男性・板野恭二が座っていることに気付く。裁判では、被告で発注元である大手建設会社、茄子原建設の弁護を担当するやり手弁護士・杉本浩紀が原告側を追い詰めていた。
閉廷後、ミコたちは別の法廷へと向かった。ミコの弟・慧が担当している、テレビドラマの制作現場で起きたパワハラ事件の裁判だった。この裁判でも法廷画を描く準備をしている板野の姿を見かけるミコたち。
同じころ、裁判所の屋上から男性が転落死するという事件が起きる。死亡したのは弁護士の杉本だった。通報を受け、現場に駆けつける森野徹たち。
傍聴を終え、慧たちと一緒に帰ろうとしていたミコは、森野の姿を見つけると早速この一件に首を突っ込む。現場の状況から怨恨による殺人の可能性が高いとにらんでいたミコと森野は板野から話を聞くが、板野の余裕な態度に苦戦していく…。


さて、まさか連ドラのゲストに出るという報道がされるとは、思ってもみませんでした。
考えてみれば、お蔵さんは数々のゲスト出演をしているわけですが、どういうわけか、あつろちゃんに関してゲストでドラマに出るということが完全に想定外、というより意識にも上ってこなかった。まさにアウトオブ意識。

生粋のオタクでこんな感じなわけですから、製作陣もアウトオブ意識だったはず。そのレッテルを剝がした功績はあまりにもデカすぎる。圧倒的感謝案件だよなぁ。(規模デカ)


そんな功績多大ドラマで今回あつろちゃんが演じたのは、法廷内の様子を描きニュース番組に納品する法廷画家の男。
つーか、この時点ですでに美味しい要素しかない。(ジュルリ)
右脳系の役柄にトキメキ止まりません。

15年前、個展を開くなど画家としてようやく生活できるようになった頃に妻を交通事故で亡くし、それからは思うように絵が描けなくなってしまった。現在は法廷画家として活動しながら、交通事故の犯人を弁護した杉本浩紀への復讐の機会を狙っている。

フジテレビ

出、出、出~~!!!幸薄系渡部篤郎~~🤪🤪!!!


あつろちゃんの真骨頂とも言える設定に咽び泣きました。(大袈裟)
アーティスト×男やもめって、目が逸らせないなんてもんじゃない。
凝視。刮目。こんなん最高に決まっとろう。勝ち確ですわ。


刮目しすぎた。ぶっちぎりの優勝。


そして、篠原さんとはなにさまっ!以来26年ぶりの共演なんですって。
なにさまっ!の記憶はまぁないんですけど(笑)、胸アツな再共演には違いないですよね。

あつろちゃんがゲスト出演するにあたり寄せたコメントにも何故かグッとくる始末。熟読して演じたとか言われると、余計感情移入して嗚呼嗚呼~~ってなります。

【コメント】
「俳優人生の中で法廷画家という役は初。初めてではありましたが、台本には演じるためのヒントがしっかりと書かれていたので、その部分を熟読して撮影に臨みました。この作品の面白さは、やはり最初に犯人がわかる倒叙式になっているところだと思います。篠原さんやバカリズムさんがどうやって犯人を追い詰めていくのかは見どころです。そんな篠原さんとは約26年ぶりと随分久しぶりになってしまいましたが、撮影は楽しくさせていただきました。バカリズムさんは普段芸人として一人芝居もされている方なので、お芝居は私よりも慣れているのでは…という完成度でした。今回の役は普通のミステリー作品の犯人像とは少し変わったパターンになっていると思いますので、楽しみにしていただけたらうれしいです」

フジテレビ


んで、肝心の所感ですが、まず、篠原さん演じるミコが、板野さんの自宅に突撃してアリバイを崩す際の終盤の横顔ショット!
右からも左からも映し出してくれるの快感を感じざるを得ない。

流石、あつろちゃんの魅力を分かっていますね。制作陣。(何故上から)
あつろちゃん全てが最高ですが、特に横顔がマーベラスなんですよね。
それを惜しげもなく映してくれてほんとエクスタシーでしたね。

そして、ポマード?ジェル?グリース?よく分らんが前髪ガッツリ撫でつけるセットが昨今多いので、ノーセットのやや前髪あり郎の自然なヘアスタイルも乙女心を擽りましたよね。

ビジュアル周りの話をもう一つすると、このドラマ、OPで主演二人とゲストの顔がコロコロ変わるやつがあるんですけど(語彙力)、それも漏れなく可愛い。ゲスト出演決まって、一気見した時に、何なら一番楽しみにしたとこあるレベル。

ただ、他の回のゲストよりコマが少ない気がしたのは気のせいでしょうか。(欲しがりか)

妻にもう会えないんですね。と悲しみと絶望をたえた表情にオスカー像を上げたい。それ、私に関係あります?にももれなくオスカー像。
眼鏡は安定の私物であろうところもオスカー像。もはや何にでもオスカー像をあげてしまいたくなる存在感でした。
時が止まってしまった男の悲哀とサイコパシーな塩梅が素晴らしかった。

黒幕だとか、悪い上層部だとかそういうの多いんですけど、非力な小市民もできるんですよ。スーツをバシッと着こなすことも出来るけど、パーカーに身を包んで哀愁漂う中年クライシスも演じられるんですよと誇示していきたい。そんな作品になりました。

ところで、右脳系渡部篤郎の遍歴をさかのぼってみると、意外に多くて、ビックリしちゃいました。

◎愛の天使 in 潤くん→建築家(教会の絵上手すぎやろ)
◎恋文 in 将ちゃん→元中学美術教師(ワンコ系あつろー)
◎2/2 in 矢沢さん→人気イラストレーター(ジーパンスタイルも素敵)
◎かしましめし in 蓮井先生→元美大予備校講師で画家(グレイヘア+眼鏡=滾る)

と、絵を描く系の役多め。あと、亜種として、
◎be silent in 片岡→作曲家(これは神格化してるとこある)
◎room of king inマジマックス→スタイリスト(ピンクのパンツとハットが可愛い)

こんな感じで、意外にもアーティスティックな役柄が多いのよね。
昔の作品は追い切れていないので、もしかしたら、円盤にもなってない作品でも美術・芸術絡みの役があるかもですが。
そんな存在自体が芸術的なあつろちゃんが、キャンバスの前に腰掛ければ、それだけで画になるってもんよ。って、改めて痛感した作品でしたね。


あつろちゃんの誕生日近くに発表された嬉しいサプライズお仕事でした。

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