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Vol.6 ポーズで見るVRoidStudioアップデート

こんにちは!KurahAのマネージャーのVorufuです!
最近VRoidStudioがv0.10に更新されましたね。ポーズ編集も大幅に変更されて「使いづらい!」「使いやすい!」とどちらの意見もよく目にします。
今回はv.0.09以前とv.0.10以降でのポーズ編集の違いについて紹介したいと思います。

今回ご協力いただくのは千駄ヶ谷 渋さんです。
衣装は夢箱堂さんのチャイナ服セットのインナーです。

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【VRoid用】チャイナ服セット【男女兼用】 | 夢箱堂 https://booth.pm/ja/items/1800005 

まず、バージョンごとの制御点(緑青ピンクの点)はこうなってます

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v.0.10以降での変更点はこちらです。

・首の制御点が2つになった
・肩、腕の点が上半身に追随するようになった
・足首の動きに膝が追随するようになった
・足首の回転が”黄色の輪”での制御じゃなくなった
・手首足首の点の色が変わった
・胸の点が増えた
・制御点が体から離れなくなった

などなど…挙げ始めるとキリがないですが大体こんな感じです。動かし方はもはや別ものです。細かく解説していきます。

まずは新登場した真ん中のピンクの点です。足首を固定して腰から上が動きます。v.0.09でこんなことをしようものなら制御点がぐちゃぐちゃになっていましたねw

Inkedスクリーンショット (835)_LI

次にそのピンクの下の点です。前後にしか動きません。腰というよりかは背中の制御点といった感じです。これのおかげで猫背ができるようになりました。後でまた登場しますがこいつはかなりの曲者です。

Inkedスクリーンショット (836)_LI

次にピンクの上の点です。ピンクの点を中心に曲がります。腕の制御点も一緒についてきます。(左腕は恰好がキモかったので自分で動かしてます。)

Inkedスクリーンショット (834)_LI

あとは頭の点です。左右にしか動きません。首だけが動いてくれます。ただ肩の肉も一緒に引っ張ってきてるのでやりすぎには注意です。

スクリーンショット (834)_LI


次に動きで変わったところです。
赤で囲った右肩の点だけを動かした場合こういう動き方をします。胸を中心に”両肩”が動きます。腕も肩の動きと一緒に動きます。

Inkedスクリーンショット (832)_LI

v.0.09はこうなります。右肩だけが動きます。他の手、左肩はそのままの位置に固定されています。あと制御点が肩から飛びます。

スクリーンショット (832)_LI


次は膝の動きです。膝の制御点だけを動かしても足首が追随してくれます。

Inkedスクリーンショット (837)_LI

v.0.09はこうなります。足首はそのまま、膝だけが動きます。

スクリーンショット (836)_LI


ここからはおそらく誰もやっていないし、困ってもいないだろうけど、僕は困った変更点です。

その①、のけ反りが不自然

v.0.10はこちら。

スクリーンショット (840)_LI


v.0.09はこちら。

スクリーンショット (842)_LI

お分かりいただけますか?赤で囲った点を動かしています。v.0.10の赤で囲った点、下に飛んでいるのは”腰の制御点”です。もしこれを動かさなかったらどうなるか...
こうなります。

スクリーンショット (844)

Σ(゜Д゜)
思いっきり折れてますね。
これがv.0.10最大の短所です。自然なのけ反りができません。上の2枚をもう一度比較してみてください。腰がv.0.10は変な曲がり方していませんか?

もっとわかりやすくしてみましょう。ブリッジをしていただきます。

v.0.10

スクリーンショット (838)_LI

スクリーンショット (848)

v.0.09

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スクリーンショット (849)

それぞれ角度が急なもの、普通のものという感じに撮ってみました。v.0.10が明らかにおかしいのがお分かりいただけるでしょうか?簡単に言うと、腰を上に突き出すことができなくなっています。いろいろ弄ってみましたがどう頑張っても僕はできませんでした。(できた人はぜひ教えて下さい!


その②、逆立ちができない

v.0.10

スクリーンショット (842)

v.0.09

スクリーンショット (847)

これも腰の点のせいです。あと中心のピンクの点のせいです。断言します絶対にできません。


なぜこの①②が起こったかというのを推測してみました。簡単に言うと、”立っているポーズを作りやすくしたから”だと思います。

体をひねる動きを作ってみるとわかりやすいと思います。

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どちらも同じくらいの時間で作りました。分かりづらいかもしれませんが、v.0.10の方が動きが出ていると思います。
何よりv.0.10の方は作りやすいです。肩と腰の制御点を片方ちょっと動かすだけで作ることができます。対してv.0.09は自力で肩や腰の制御点を対角に持ってくる必要があります。やってみると分かると思いますがこれがかなり大変です。自然な人間の動きにするためにはかなりの時間がかかります。しかも出来た動きがおかしくても気付けなかったりします。

たぶんこういった動きを実現させるために腰の制御点が固定されています。なのでのけ反りや逆立ちができなくなった、というわけです。

ちなみにどこまでなら体を傾けられるのかというと、

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このくらいのチェアーはv.0.10でも出来ます。というかv.0.10の方が作りやすいです。やはり制御点が飛ばないというのが大きいです。
あと首の制御がしやすいです。見たらわかりますね。v.0.09の首は制御がすっごい難しいです。ミリ単位の調整は不可能に近いです。

まとめ

v.0.10の良い点
・首の制御がしやすい
・自然な立っているときのポーズが作りやすい
・制御点が体から飛ばない
v.0.10の悪い点
・自然なのけ反りができない
・腰が固定されている
・逆立ちができない

もう一度よく見てみてください。この悪い点...僕にしか関係ありませんね!!今までのけ反り、逆立ちのポーズをしている人僕以外に見たことないです(見落としているだけかもしれませんが)。


いきなり大きく制御点の動かし方が変わったので混乱している方もいるかもしれませんが、明らかに使いやすくなっています。慣れてきたらより実感すると思います。もし出来ないポーズがあったらv.0.09に戻って試してみてください!きっと解決するはずです。


ここまで読んでいただきありがとうございました!何かご質問等ございましたらお気軽にコメントしてください!DMでも結構です!

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