近づいてはダメ

同じだと気付いてくれた、、

頭は大混乱状態でしたが、
嬉しくもありました。

すると、

「お前、俺のとこに、後で一人で来い。
色々教えてやる。」

と、予想外のことを言われました。

(え、、なにそれ、、
てか、これって、本当に、私に言ってるのかな。
そうだと思うけど、自信がない、、
てか、一人で会いに行くなんて、勇気ないよ、、)

と思いましたし、

同時に、

(なんだか、これ以上、今は、近づいてはいけない気がする。なんだか、少し怖い気もする。会いに行ってはいけない予感がする。あの人のためにならない気がする。)

とも、感じ、

行くのは止めました。

3回目の授業。

あの人は、

「お前、来なかったな。」

と言い、

もう1つ、ある「お願い」をしてきました。

でも、私は、

(これも、拒否しなきゃダメだ。
私自身のためにも、あの人のためにもならない。あと、なぜか、これ以上は、近づいてはダメなんだよー(;つД`))

と思いつつ、お願いを拒否しました。

すると、あの人は、拒否の理由を、壇上から尋ねてきました。

「何が理由だ?俺を信用できないのか?時間か?金か?」

少し苛立った感じでした。

ここで、補足しておくと、あの人は、会った当時、人を信用するのが、難しそうに見えました。
口の悪いキャラで、心を閉じているように感じました。わざと、悪者ぶっているようにも感じました。

(違う。私は、自分の力でやりたいだけ。)

そう、心の中で、強く思い、あの人の目を見つめました。

すると、あの人は、

ふっと、少し穏やかな口調になり、

「お前は、自分でやるというのか。」

と言い、

その後、小さな声で、

「そうだな、俺と同じなら、そう言うよな、、」

と、納得したように、呟いていました。


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