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ハウルについてどうしても語りたい

眠れないので、少し語りたい。

映画『ハウルの動く城』を初めて観たのは、確か中学1年の地元のショッピングセンターの映画館。
とても素敵な世界観で、今でもジブリ作品の中で好きな映画です。
明日(2023/01/06)金曜ロードショーでも放映されますね。

物語の序盤で、ハウルとソフィが出会うシーンがあるのですが、そこについてどうしても語りたいことがあります。

まずソフィが男2人に声をかけられて困っているところにハウルがやってきて
①「私はこの子の連れだよ。君たちは少し散歩でもしてきて」
と言って魔法をかけてしまい、ソフィを助けます。

②「よかったら(目的地へ)送りますよ」
とハウルはソフィへ言います。
この時点でハウルの手はソフィの肩へ触れています。
しかしソフィは見ず知らずのハウルに対して警戒し、これを断ります。

ハウルはすぐさま小さな声で
③「知らん顔して。追われてるんだ。」
と言い、ソフィは従います。

この一連の流れ、とてもスムーズなんですが、立ち止まって考えてみるととても重要なシーンではないかと思うんです。
(ソフィとハウルが初対面するのでもちろん重要なのですが)

ここで私が言いたいのは、

ハウルのナンパスキルの高さ

です。

①、②までは恋愛ストーリーでよくある流れだと思います。
で、ハウルはすぐさま③の発言をして、ソフィが返事をする前に歩き出し、もう自分のペースに巻き込んでしまうのです。

実際にハウルは追われているのでナンパではない、という意見はここでは触れません。
追われていても、一人もしくは他の人の手を借りたとしてもソフィの協力なしでも逃げられるのでは?と思うからです。

これはもう、ハウルは②で断られるまで計算済みだったのでは!?
遠慮がちなソフィが有無を言わせず着いてくる方法を熟考したんでは!?
ハウルってソフィのことすでにめっちゃ好きなんでは!?
え、①からもしかして仕込み!?ヤラセ!?
もしくは②から瞬時にソフィの性格タイプを察して③の作戦に切り替えたのか!?
たぶんソフィを連れ出す方法の正解これ一個しかないんでは!?
それにしてはかなりスムーズ!
ナンパスキル高ぇぇ!!

って考えだすと、興奮してきていつも誰かに語りたくなるのです。
けっこう色々考えられる要素が詰まったシーンだと思うんですよね。

私の考えでは、②までの作戦で色々な女性と遊んでみたけどソフィは初めて断ってきたので、持ってた③の作戦を初出ししてでも好奇心を満たしたいと思った、のだと思っています。

私がナンパする側だったら、、、②の流れまでをリトマス試験紙にしても、良いよねぇ。。。

なんとも私にとっては奥深いシーンなのでした。
ぜひ注目してみて欲しいです。

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