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成田山一人旅 前編

先日、占いを目当てに成田山へ行きました。

1人で成田山の占いに行くのは2回目。

好きな人ができると大体行ってる気がする。

いつも同じ人に見てもらう。











朝からアクシデント続きだった。

早く起きて準備をして、よし家出るぞのタイミングで、携帯の充電器が壊れていて充電が35%しかなかった。

なくなく中身があるか無いか不明のモバイルバッテリーを持って充電しながら歩いて25分の最寄駅に着いた。

太陽はかんかん照り。
日傘を差してきたが少しだけ汗ばむ。

私は電車に乗った。










よし、ここからは乗り換え一回。
時間にしてトータル1時間ほどの成田山。
乗り換えの時間まで携帯をいじる。

乗り換えの時間になった。降りてみる。

「……あれ?」

どうやらここは1つ手前の駅だった。

「でも時間は合ってるはず…」

そう思った数秒後に、電車に揺られていた時の車内アナウンスが今更蘇ってきた。

「…ああ、そうだ、電車が遅れているって言っていたな…」

私はホームに戻り、7分後にくる電車を待った。











7分間何をしよう。
私はとりあえず乗り換えた後に乗る電車の時刻を調べた。

ほほーん、30分に一本しか通っていない線だった。

今の電車は7分待てば来るが、その乗り換えた先で30分ほど待たなくてはならない。気合いだ。

お腹がとても空いている。…耐えろ。










駅のホームでお腹を空かせながら、なんとか自動販売機で買ったいろはすを飲んで耐え凌ぎながら過ごしていると、私と同じように乗り換えの時間を守って降りたら一駅手前で降りてしまったという女性2人組が近くに来た。

そんな話をしながらゲラゲラしている2人を見ると、私は羨ましく思った。

私なんて、誰に言う訳もなく、ただただ1人で降りる駅を間違え、7分間無駄な時間を過ごし電車が来るのを待ち、そこから次の乗り換えの駅では本来過ごすことのなかったこれまた無駄な30分間を過ごす予定があるというのに、この2人はすでに楽しいネタになっている。

というか2人は同じ経験をしているからこその談笑をしている。

いいなあと、心のどこかで思いながら、自分のことが恥ずかしくなった。


どうか、この2人は私も同じように間違えて電車を降りてしまったとは気付かないでくれ…。。

そんな事を考えていた。

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