デュエプレALL環境考察(1/1~)
こんばんははじめまして。海月です。
書いているのがたいてい夜なのでこんばんはとしておきます。
自己紹介はあまり意味を成さないと思うので省略します。
とりあえずデュエプレはサービス開始当初からプレイしていて、毎月マスター到達するくらいです。
さて、年が明けてまだ日も浅いですが、マスターまで到達したのでALL環境のランクマッチ考察です。
第7弾のリリースから1か月弱となり、それなりに環境も固定されてきました。
単独調査のため、統計データとしては不足がありますが、幾何かの役には立つかと思います。
統計結果まとめと上位デッキの傾向
(1/1~1/3間でALLランクマッチ100回試行)
世はデザイナーズコンボ時代
とはいささか言い過ぎかもしれませんが、上位3つのデッキが強力なデザイナーズコンボを採用した種族デッキ、次ぐ『デイガアウゼス』と「クローシス除去サファイア』がユーザー考案のデッキとなっています。
しかも、この後者2デッキにおいても「聖騎士ヴォイジャー」を起点とした種族展開や、「ロスト・チャージャー」からの「インフェルノ・ゲート」による通称「ゲートサファイア」コンボが組み込まれています。
我々は運営の手の平で踊らされているのでしょうか…?
といった考察はテーマからズレるのでここまでとします。
しかし、デュエプレでの実装にあたって効果改変されたカードやオリジナルのサポートカードがあり、環境に食い込むデッキにはことごとくこのセットが採用されていることは今後も注視する必要があると言えます。
~Tier1~
・『青単ツヴァイ』
・『青白メカオー』
・『白緑ブリザード』
・『デイガアウゼス』
(あくまで個人的見解であり、現環境はどのデッキも勝ち得る/負け得るものだと考えます。)
『青単ツヴァイ』
さて、統計の中身を考察していくと、トップメタとして間違いない存在が『青単ツヴァイ』となります。
これは7弾リリース時より常識に近く認知されていますが、やはり
・上振れがプレイングを貫通する
・一戦が早い
という理由から月初の早期マスターを目指す人には非常に回しやすいデッキとなります。
傾向としては『ホーリー・スパーク』などのトリガーを抜き、自身の動きを最大限に重視する「青単」が主流となってきました。
これはTier1勢がいずれも速度のあるデッキのため、上振れの強いツヴァイではトリガーに祈るよりも上振れの可能性を高める構築となってきたことを意味します。
ツヴァイを回せばわかりますが、ギリギリの手札でコンボを狙うデッキのため、ノイズとなる札を1枚ドローするだけでかなり辛いですし、「ストリーミング・ビジョン」に「ホーリー・スパーク」が一枚入っているだけで致命的なことがあるのです。
また、仮にトリガーしても「超神星マーキュリー・ギガブリザード」で封殺されることも7弾では発生するようになりました。
しかし、やはりトリガーできれば最強なのもまた事実。
「ホーリー・スパーク」が抜けたことでミラーの雑なツヴァイ過剰打点や『青白メカオー』側が「超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー」+「キャプテン・ミリオンパーツ」を含む6打点で確実に勝利できるようにもなってしまいました。
今後は「ホーリー・スパーク」に代表される4枚積みトリガー枠が積まれたり積まれなかったり、銀の弾丸的役割を果たすやもしれません。
『青白メカオー』
そんな『青単ツヴァイ』とほぼ同じレベルで母数を増やしてきているのが『青白メカオー』です。
NEW環境「では」強いと当初言われていたこのデッキも、次第にALL「でも」強いと評価が改められることとなりました。
デッキのパーツそれぞれに今強い要素があります。
「鋼鉄大使ジャンボ・アタッカー」はパワーラインを引き上げて除去カードを退けたり、「転倒専機コロビナー」と組み合わせたタップキルに貢献します。
「鎧兵器サーボルト」は速攻を牽制しつつ盤面に残りやすいパワー4000。
「魔鳥機フェニコーラー」は盤面に残って切り札を引き込み、「キャプテン・ミリオンパーツ」は攻めも守りもこなしてついでに前よりのデッキの光のパワーカードとして別デッキに出張までします。
極めつけの「機動要塞ピラミリオン」が択一で盤面展開し、「装甲支援ガトリンガー」がドローしてシンパシーを得た「超神星」と最高のシナジーを形成しています。
これだけ活躍されると今後のカードプール追加で強化されるかわかりませんが、デッキの完成度としては『ブリザード』に迫るものがあるかもしれません。
最近の傾向としては、以下の4つの変化があります。
・「超神星」は計6枚
7弾リリース当初は計4,5枚程度の採用が多かったのですが、引きを強めることと想定以上にノイズにならなかったことから6枚の採用が浸透しつつあります。人によっては7枚にもするようです。
・ドローソースの採用
「エナジー・ライト」や「マーキュリー」の進化元にもなる「アクア・ハルカス」などで動きを安定させます。前述の「超神星」の枚数が増えたことから「フェニコーラー」を増やす択もあります。
・「アポカリプス・デイ」の採用
上位がいずれも盤面展開するので決まる可能性はかなり高いです。
盤面リセット後も上記の通りメカオーは粒ぞろいのため、『ツヴァイ』や『ブリザード』よりも盤面が強くなりやすいです。
また、「ヴィーナス」と組み合わせて自軍だけ生存する使い方もできます。
・「蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ」の採用
『ツヴァイ』で「アクア・ガード」が強いのですから、似た系統のこちらでも弱いわけがありません。
ただ、ブロッカーには既に強力な「サーボルト」や「ミリオンパーツ」があるため、「ヴィーナス」の進化元としての運用がメインとなります。
このデッキもまた、『ツヴァイ』同様の奥深さがあるのですが、プレイングの上手い人はとことん上手いですね。
未だ最適解となるテンプレは生まれておらず、今後も研究によって『ブリザード』並みに環境に残り続けると予想しています。
『白緑ブリザード』
そして長らく環境の女王であり続ける『白緑ブリザード』。
6弾で「進化の化身」を手に入れ、さすがにこれ以上テコ入れされることはないだろうと思われた『白緑ブリザード』ですが、7弾リリースより早く『ソーラー・コミューン』を強化パーツとして取り込みます。
このカードがとにかく強かったのが、
・タップキルによる他Tier1への回答
という点にあります。
先に述べた2つのTier1デッキはいずれも盤面展開して大型獣を出すコンボデッキでした。
そのため、展開途中で「ソーラー・コミューン」を使い、盤面整理をすれば立て直し不可能となることがあります。
そしてこのカードを使う上で『ブリザード』側には種族デッキである以上に想定外のシナジーカードが4枚ありました。
・「雪溶妖精シャーマン・メリッサ」
環境上位はいずれもパワー1000のクリーチャーを使用してくるため相打ちを狙え、マナに行くこのカードは無駄がありません。
・「愛嬌妖精サエポヨ」
「ソーラー・コミューン」にもう1コスト使って「冒険妖精ポレゴン」を出したり、「ブリザード」と合わせてプレイすることでたいていのクリーチャーを倒します。
・「薫風妖精コートニー」
マナを全文明化することで8枚投入の光文明を1枚引くだけでよくなります。
・「ダイヤモンド・ブリザード」
相打ちした「メリッサ」を回収、そもそも相打ち合戦になってもリソースを枯らさない、デッキを高速回転して「コートニー」がなくても白マナを確保しにいく、展開後に回復したマナで「ソーラー・コミューン」を使えるという八面六臂の活躍をします。
そして当然ながら「ソーラー・コミューン」はシールドトリガーで、絶えず展開し続ける『ブリザード』では確実に近い防御札となります。
最近の傾向としては、ほとんど構築がテンプレとなってきました。
カードプールの追加に伴って微修正を続けてきた『白緑ブリザード』ですが、テンプレが完成形に近づき、あとはプレイングで差を出す必要がありそうです。
さすがにプレイヤー間では飽きが出てきているようですが、総合的に見た場合にナンバーワンに最も近い強さを持っていると思われます。
『デイガアウゼス』
そしてこれら3つの上位デッキがビートダウンで小型展開をすることから、「ヘブンズ・ゲート」系統のデッキが対抗馬となります。
その1つが『デイガアウゼス』(デイガとは赤黒白の3色の組合せを意味します)。
6弾環境で活躍した『デイガアウゼス』ですが、7弾の新規カードを使わずして第一線に立ち続けています。
上記3デッキに対してはとりあえず6マナまで伸ばして「ヘブンズ・ゲート」を手打ちしたり、「聖騎士ヴォイジャー」からエンジェル・コマンドを展開できれば勝ちに近づきます。
6弾で「ボルメテウス・サファイア・ドラゴン」に対抗すべく大活躍した「悪魔聖霊アウゼス」はとにかく大型獣に強いため、「ツヴァイ」や「超神星」に対しても攻め切られなければ対処が可能です。
また、おなじみの「悪魔聖霊バルホルス」「血風聖霊ザーディア」による耐久もビート対面に渋い顔をさせ、「ヴォイジャー」の存在から素出しも十分にできます。
王道の『4c・5c天門』に比べるとトリガー天門と呪文への依存度が低く、「マーキュリー」を立てられても逆転できる芽があります。
欠点は2つあります。
・初動が遅く、少ない
他Tier1デッキに序盤から展開された場合、3ターン目に「審判」を引けなければ棒立ちで好き放題され、4マナの「ヴォイジャー」が手遅れになることがあります。
・リソース確保手段がない
このカラーリングはドローソースが限られ、3色で多色も枚数を取ることから得てしてプレイング難度が上がる玄人向けの構築となります。
盾を割ってもらえる環境ではあるので、若干追い風気味ではあります。
最近の傾向としては「聖霊王アルファディオス」を採用して「ボルメテウス・サファイア・ドラゴン」以上に安定してゲームに蓋をするのが主流となっています。
また、「ファントム・バイツ」よりも「天使と悪魔の審判」を採用し、序盤は「バイツ」同様に使用、後半で2面除去に使用という動きが増えました。
速攻もコントロールも対応できる器用なデッキですが、今後どうやって安定した勝利を積んでいくのか、楽しみなところです。
今後の注目デッキ
『デアリカチュア』(デアリとは赤黒緑の3色の構成を意味します)
6弾環境末期から暴れていたデッキですが、7弾にて「フェアリー・ギフト」と「インフェルノ・ゲート」を獲得しました。
「フェアリー・ギフト」は採用/不採用が分かれていますが(このカードが3コストで実装されたのは確実に「カチュア」を意識してだと思います)、「インフェルノ・ゲート」はほぼ確実に採用されているパワーカードです。
除去された「カチュア」を拾ったり、「カチュア」で射出した「サファイア」を蘇生したり、使い道は多岐にわたります。
最近の傾向では依然までの「マイキーのペンチ」の不採用が目立ち、代わりに「カチュア」着地の安定化や後続の引き込みとして「魅了妖精チャミリア」の採用が増えてきました。
また、「緑神龍ダクマバルガロウ」や「神滅竜騎ガルザーク」を削って「白虎の剣皇ダーク・サラマンダス」「ヘリオス・ティガ・ドラゴン」のセットや「黒神龍ベルザローグ」を採用するなど、拡張性の幅を魅せてくれています。
どのデッキにも有利/不利となり得ますが、プレイの楽しさも伴ってくるためにファンも多く、ランクマッチをする上で常に意識する必要があります。
『赤緑速攻』
7弾によって「弾け山のラルビン」「究極兵士ファルゲン」「早食王のリンパオ」「自由な旅人ベア子姫」など、まさかのどの既存デッキよりも強化をもらっているデッキです。
一年前の環境がびっくりするほどパワーライン3000以上をキープしやすく、軽量ブロッカーを越えることも難しくなく、ある程度安定した4ターンキルを目指せます。
回数をこなしやすいため、ランクマッチにも非常に向いています。
第2回バトルアリーナで優勝したために速攻といえば『赤白速攻』が主流と考えられていますが、少なくとも今は『赤緑速攻』の方が強いと私は思います。
とりあず今月はマスターを達成してしまったのでALL環境についてまた書くかはわかりませんが、環境に変化があったら書いていこうと思います。
ここまで読んで下さった方はありがとうございました。
それではまた。
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