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こんにちは、くらげ先生です。
最近、探究の普及について、イノベーター理論を用いて話すことが増えてきたので、いったんまとめとしてここに記録しておきます。


財・サービスの普及において、

  • 新奇性を求め先駆者として存在するイノベーター(2.5%)

  • 質を見極め時代の波を早めにキャッチアップするアーリーアダプター(13.5%)

  • 普及が見えてきたところで取り残されないようついていくアーリーマジョリティ(34%)

  • 皆が取り入れているから自分もと考えるレイトマジョリティ(34%)

  • 最後に取り入れるしかなくなった段階でついてくるラガード(16%)

アーリーアダプターから先に進む際に、大きな谷が存在する(超えるのが難しい)とされている。この谷の存在をキャズムと呼んでいる。


冒頭、探究の普及の話と言った点は、以下のような過程を踏んでいることから。これになぞらえて考え、だれをターゲットして普及に導いていくかということを考えるようにしている。

◆イノベーター期
全国の様々な勉強会においても、校内の理解者は片手で数えられるという意見が多く聞かれる。イノベーターのモチベーションアップが重要。
  
◆アーリーアダプター期
ある程度の成果が見えるような生徒が出現すると、何らかの表彰やメディア等への露出機会が得られ、校内外の探究の認識は広まっていく。

◆キャズム超え
教員らが、自らの理解や悩みを話し合えるようになる仕掛けが必要。彼らを支えることでキャズムを超える。

◆アーリーマジョリティ期
一定の安心感のもと、探究を進められる先生が増え、それに伴って生徒の空気感も受容されていく。多くの教員の参加をさせる仕組みづくりで普及を目指す。

レイトマジョリティ、ラガードについては、一定の世代交代も必要だが、用語認知~興味関心段階には進んでいる空気感は出てくるだろう。


このように捉えておけば、みんなが全く協力してくれないんです・・・とかの悩みも、今はどのフェーズだから、次のステップに向けて何をしていこうか、という考えを取りやすくなるのではないでしょうか。

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