夢見る少女はやがて現実を見る1

ライブが幸せで仕方がなかった
また次も楽しみそう思ってた

今日から学校。新クラス
きっとあの子達は別のクラスになったはず
今日からまた学校行こうかな、そう考えながら支度をして家を出た

途中で明里に会った
相変わらず元気な明里
会話を交わして学校へ向かった

もう校門の前にはたくさんの人
嫌だなと思ったけど明里が進むからついていった

門の前で待ってると門が開いた
先生達が紙を持っていてもらった
どうやら明里と同じクラスで
あの子達とは別だった。よかった
その後先生に呼ばれた

ちゃんと学校にきてね
そういわれた。きっと
理解がないんだろう、そう思う
先生はいわゆる体育会系と呼ばれる人で引きこもりなんて言葉は聞いたことすらないだろう
適当に受け流してその場を離れた
担任はこの人以外がいいそう思った

体育館へ先生と行くともうみんな集まっていて大勢の視線を浴びた
正直視線は怖いものだ

担任発表の時
結局担任はあいつだった

教室で言われたのは
私の方を見て
「ちゃんと学校にきて勉強をしましょう」
私のこと見て言わなくてもいい気がした

帰り道明里が言ってくれたのは
無理してこなくていいから、これる時においでいつでも待ってるよ
この言葉にどれだけ救われたか
毎回進級する度に言ってくれる
流石の生徒会副会長だよね

家に帰って推しにリプを送る
推しから返信が来る
日常の中の唯一の幸せだった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?