取りこぼさない、一人を作らない

自分の今までの経験から、最近よく思うこと。

組織やグループの中で、自分が先頭きって動いていく場面でも、一緒についてきてくれる人はもちろん、そうでない人たちにもどれくらい目が向けられるかって大事だなと感じている。

保育でもそうなんだけど、最初にパパっとできてしまう子、頑張っていても最後になってしまう子、ついだらだらしてしまう子と色々。

けど、全体で活動するときは、後者の子たちにもしっかり目が向くようにしていくとが大切。だらだらしている子も、そこに理由があるから聞いてみて、それを解決することで、サッと動くことができることもあるし、頑張っていても最後になる子はしっかり待つことが大事だったりする。

複数人が集まる場合でも、その話題について来れない人がいないかとか、ちゃんと伝えたことがわかっているかとか、置いてけぼりになってる人がいないかとか、ちゃんと全体を見ていくことって大事だと思う。

自分が主で動いているときはもちろん、主で別の人が動いている場合で、自分がサポートする立場でもそうなんだけど、人が見えていないところにどれくらい目が向けられてサポートできるかってとても重要。場の良し悪しって、ここでも決まると思う。主の方が気がついていても動けないこともあるから。

全体を見ながらも、一つ一つを見て行ったり、一つ一つを見て全体を見たり。

人の優しさって、こういう場面ですごく出て来ると思う。

どれだけ気配りできるかとか、目が届いていくかとか。

同じ仲間、共通の言語を持った方々が集まる場ほど、ここって注意が要ると思っていて、そこにポツンと初めての方や、違うところからやってきた方がいる場合。つい、気心知れた仲間とワイワイやってしまいがちなんだけど、そういう方を取りこぼさない。場を整えるって、そういう配慮もいるのかなと思う。

それができるようになる第一歩は、やっぱり気づくことなのかな。

周りを見ること、気づくこと。

気付いたら動けるから。



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