見出し画像

音声配信、初心者のギモン。機材とか長さとか番組コンセプトは、どうすればいいの?

書く習慣』を読んで、note記事をいろいろ書くようになった。で、発信に慣れてきた今、実はちょっと音声配信も気になっている。

というわけで今日は、MARCOさんの記事がキッカケで音声配信の動画を観てみることにした。

先日、10月15日〜17日に開催された「noteフェス」に先駆けて、noteフェスを盛り上げる「noteフェスレポーター」が、いろんな応援のしかたができるようにと開催していた勉強会の1つ、

それがこの「音声配信のはじめかた」勉強会。

見ようと思ってたのに見忘れていたので、思い出せてよかった。で、見てみて気づいたことをメモっておくことにした。音声配信をする上での、割といい方向軸が見つかった気がする。

ドングリFMの鳴海さんが講師。以下、動画を観てのメモ。

音声配信が広まった背景

ワイヤレスイヤホンの普及は、音声配信の追い風になった。

音声は、ハンズフリー、アイフリー。耳だけでいい。
忙しい人も、ながらで聞いてくれる。
農家でよく聴かれている。
農家で始める人も増えている。

情報インプット系の番組もあれば、
のんびり系の番組もある。

音声はコンテンツの生産性が良い

音声なら10分話すと、
10分、楽しんでもらえる。

文章だと10分楽しんでもらうために、
10時間かけて書いていたりする。

音声コンテンツは生産性がいい、というのは、書く仕事が中心だった鳴海さんにとっては発見だったようだ。

そして、出ました、本日のパンチライン。
こちらは、視聴者さんのツイート。

文章はコピペできても、
音声はコピペできない。

たしかに。

文章はコピペできちゃうけど、音声はその声・トーン・間(ま)も含めて、その人のものだ。コピペなんでできやしない。

音声配信の機材は?

最初はマイクを買ったりしなくていい。スマホを机の上に置いて録音して、「Anchor」というアプリで音声をアップすればいい。

■iPhoneアプリ「Anchor」

■Androidアプリ「Anchor」

マイクに関しては、良いマイクを買ったりする人もいるけど、実は「iPhoneの白いイヤホン」は、割と性能がいい。

鳴海さんも実際、何人かのラジオ局の人にも、収録するにあたって、

「iPhoneの白いイヤホンでお願いできますか?」

と言われた。プロが言っていた。
しかも、何人もが言っていたので、これは間違いないと思う。

2人とかで収録するときは、iPhoneを机の上に置いて収録する方法でもちゃんと収録できる。

さらに音質を良くしたいなら、

iPhoneに挿して使えるLightningのマイクもあるので、そういうのを使うのもいい。ピンキリだけど5000円以上のマイクがおすすめ。SHUREのやつもいい。


自分の番組が聞かれなくても、心が折れない方法

音声配信をはじめても、最初は誰も知らない状況。

検索にも出てこない。
Twitterで流しても聞かれにくい。

最初の10回は聞かれない、と思ってた方がいい。
でも、聞かれないと心が折れそうになる、、

という人おすすめの「心が折れない方法」。
これは、鳴海さんが実際にやった方法で、

「最初に20回分収録しておくといいですよ」と。

すると、聞かれようが聞かれまいが、20回分は出していける。最初の10回が全然聞かれなくても、20回分は出していく。そうこうしているうちに少しづつ聴かれ始めたりする。

■これに関しては、いまこうして書いているnoteも同じかもしれない。

急にバズるわけでもないけど、こうして書き続けていると、ありがたいことに少しずつ読んでくれる人がいることを感じられたり、コメントやスキの交流が生まれていったりする。

あとは、音声配信プラットフォームだけ(ポッドキャスト、Stand.fm等)に閉じずに、Twitterとかnoteで導入部分を書いて、聴く動機を生み出す意識は大事だろうなと、連想した。

音声配信はバズらない

良くも悪くも、音声はバズらない。

そして、音声は炎上しにくい。もし誰かがポッドキャストを聴いて、

「この音声の3:26のところは、どうかと思う」

そんなツイートをしたとしても、そのツイートを見て実際にその音声を聴く人は、そんなにいないだろう。

もし音声を再生して聞いてくれるんだったら、それはむしろありがたい話。

音声配信は、SNSで広がりにくい。

noteみたいに運営からピックアップされたりとかも、ない。

ある程度、長く続けていかないと、聞いてくれる人は増えないのが音声コンテンツの特徴。なので、続けることが大切。

再生回数よりも、楽しいねを。

最初は再生回数が「2回」とか、そんなことになる。

それでも、なんかいろいろ話して楽しかったねとか、話したことがコンテンツで残せてよかったねとか、そういう収録して配信してること自体が楽しいね、となってると続けられるからいいと思う。

何を話せばいいの?台本はある?

自分が好きなことを、好きなように話せばいい。台本は作ったことあるけど、お互いプレゼンしてるみたいになって、全然おもしろくなかった。

収録をはじめる前はなんにも決めてない。最初の話し始めたときと、終わったときは、全然違う場所にいるみたいなこともある。でも、会話ってそういうもの。

番組のコンセプトはどうする?

コンセプトを決めるのも良い。自分はこれが好きで、これについて語りたいというものがあるなら、それを語る番組はいいと思う。

自分が好きなものをいろいろ語るというのも、いいと思う。マイブームとか、本とか、マンガとか、気になってることならなんでも話す番組も、それはそれでいいと思う。

ただ、1つだけ意識してるのは、

「1配信、1テーマ」

1つの配信のなかで、いろいろ話してしまうと、タイトルが付けづらい。

1テーマだから、タイトルが決まってくる。

配信時間の長さは?

だいたい、15分〜20分がいい。

さっきの「1配信、1テーマ」の話にも通ずるけど、

もしタイトルが「10月20日」で、長さが2時間とかあったら、

再生ボタンを押すのに躊躇してしまうよね。

でも、
「BTSを語る」というタイトルで、15分ぐらいだったら、
ちょっと聞いてみようかなという気になる。

もちろん、番組が育ってきて、毎回いつも聴いてくれるファンが増えてきたら、いろんな話を1時間ぐらい話したっていいけど、あくまで最初はタイトルに沿った内容で15分〜20分ぐらいが、聴く人にとっても聴きやすい。

撮って出しでいいの?編集する?

最初は、撮って出しでいい。

でも、3年ぐらいたった頃から、雑音消したいとか、「えー、あー、」を消したいとか、ジングル入れたいとか、欲が出てきたからPCで収録して編集して出すようになった。

配信頻度はどれぐらい?

週1回は出したい。

週末に誰かと30分話して、それを2回に分けて出したら、2回分になる。

1回でたくさん撮って、分けて出すのはやりやすい流れ。

リモート収録で音質を良くする方法

リモートで収録する場合、Zoomの録画機能で録画すれば、映像ファイルと音声ファイルができあがる。

その音声ファイルを使って、ポッドキャストにアップすればいいじゃないかと思うかもしれないが、この音声ファイルはネットの通信を通って収録されたものなので、音質が少し劣化している。

あと、Zoom収録だと、会話のタイミングが重なると、片方の音声が欠けてしまったりする。これは個人的にも、どうしたものかと思っていた。

画像1

なので、その解決策として、Zoomでつないで話しながらも、それとは別でiPhoneの録音アプリとかPCの録音ソフトとかで、音声を2人ともそれぞれ録音しておく。

で、その音声ファイルを集めて編集ソフトで合体させると、それぞれのクリアな音声が1本の配信音声になる。

画像2

Zoom録画の音声ファイルで片方の音声がかき消されちゃったものは、聞き直してみるとけっこう聞きづらい。話の内容が一部欠けてしまったりする。

少しの手間だけど、それぞれの音声ファイルを録って合成する方法は、音がクリアになって、効果音とかも入れられるし、これは良い解決策を得た。

* * *

というわけで今日はメモ書きのような記事。

実は、すでにStand.fmでの音声配信を、友人との雑談でやってみたりもしたんですが、「うーむ、なんか、伸びないなぁ、もっとうまくできないもんだろうか…」と思ってたところに、良い勉強会があって助かりました。

特に、「リモートでZoom収録したときに、会話がカブって片方の音声が欠けてしまって、後から聴くとわかりにくい部分がある」問題の解決法がわかってスッキリした。なるほど、それぞれで録音しておくのか、と。

noteフェスのアーカイブに、音声配信のコンテンツがもう1つあったので、こっちも聴いてみようと思う。

書く習慣』#1ヶ月書くチャレンジ、17記事目は音声配信についてでした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?