見出し画像

誰かの成功を皆で活かしたい、誰かの失敗を皆で糧にしたい

最近、チームの振り返りの中でタイトルにあるような言葉がふと自分の口から出てきました。

3ヶ月前に自分の役割が変わり、より多くの人をマネジメントするようになった時からぼんやりと思っていて、チームの情報共有の場や動き方を変えてきた理由の元を辿ると、この言葉に集約されていると思いました。

人生の中で1人の人間が経験できることには限界があります。
どれだけ多忙に生きたとしても、10人が経験することの総量と比較すると1人の方が少なくなると思いますし、10人それぞれの考え方や感性の違いもあって、経験の幅も多様になります。

そう考えた時に、ある人の良かった行動や上手くいった経験、考え方を共有して皆で活用する方が全体の学習効率や個人の成長スピードがあがると思いますし、逆に失敗したことや上手くいかなかったことを皆で咀嚼して、どうするべきだったのかを考える機会にすることで、全員の意識や考え方が揃うようになると思います。
結果として、全員の学習のサイクルが高速になり、全体としても認識の方向性の統一がしやすくなるなと思いました。

一方、「やっていることがそれぞれ違うから」と少人数なのに情報共有の場をこれまでは分けていて、確かに時間効率だけで考えるとこちらの方が良かったのは事実です。
しかし、情報の分断や考え方の違いが出てきたので、選択した結果としてはあまり良くなかったと思いました。
実際、他のチームが何やっているか分からないという声も上がっていて近くにいるのに遠くのチームっぽくなっていたことは反省です。

これが例えば全体で100人いるチームの話であれば、情報共有したところでその人との関係性が遠いとあまり意味がなかったり、上手くやらないと時間が無駄にかかってしまったりと難しく、また別の方法を考える必要があるのですが、私のチームは10人にも満たないので、今の状態であれば皆が同じ場で情報を共有して、皆で学習できるようにするほうが良いなと思いました。

全体の学習スピードを更に上げて、皆にもっと成長してもらって、各自が楽しめる強いチームにしていきたいなと思う今日この頃でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?