2024年1月8日(月・祝)アメリカ型スポーツは独占禁止法の精神!

成人の日で三連休の最終日。年末年始に帰省や家族親族で遊園地などいろいろと遊びに出かけたので家でのんびりすると決めていたので朝は誰も起きてこず静か。読書にうってつけで『スポーツ国家アメリカ』(鈴木透著、中公新書)を棚から出してパラパラ。そうか今みられるアメリカ型スポーツの特徴が形成されたのは南北戦争終結後の19世紀後半か! しかも野球もアメフトもバスケもほぼ同時期に。当時農業国から工業国へ変貌をとげ自由放任主義経済をひた走っていたがロックフェラーやカーネギーを生むなど巨大企業の登場で富の偏在が生じて資本主義の限界が露呈する。この暴走による反省として反トラスト法が制定されるがこれがアメリカ型スポーツの競技理念にも持ち込まれ適正な競争のためには(サッカーやラグビーのような)絶対的権限を持つ一人の主審ではなく役割分担しながら選手のプレーに目を光らせる審判団が生まれた。つまり審判の複数人化の始まりだがこれが今のVARにもつながっているのはいうまでもないですね。


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