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ドンゼン感想:鬼頭はるか編

ドンゼンのはるかちゃんねぇ、むっずかしいんだよなぁ。あってるかどうかもわかんないし。先に言っておきますが私がこれから書き連ねることはこれまでのすべての妄言の中の妄言であり、ついでに、だらだら書いた上にちゃんとした結論も出しません。ドンゼンでわかっていることだけは書くけど、推論みたいなものは出さないよ。外れたら死ぬほど恥ずかしいもん。

それでもよければ、どうぞ!


私がドンゼンにはるかちゃんにまず感じたのは違和感なんですよね。アレ?って。はるかちゃんってこんな人だったっけ?ってまず思った。観てて変だな、って思いませんでした?私は思った。

本編のはるかちゃんから考えると筋の通らないことがちょいちょいあってさ。でもね、そんなこと普通だったら気にならないんですよ。物語の都合上キャラに違和感を持つ事なんて当たり前のようにあることですから。

でもドンブラだから気になるの。何故なら47話以降の井上先生の筆の乗り方が神がかってると私は思っているから。しかもはるかちゃんは物語の語り部ですよ。こんな重要なキャラを雑に扱うとはどうしても思えない。

なので私が違和感だと思ったことを、全部洗い出して行きます。こじつけの可能性も全然ある。なんなら全部そうかもしれない。でもやる。なぜなら違和感がすごかったからだ!

まずドンゼンの事実から出していきます。

・タロウがいなくなった一年、はるかちゃんはジロウ率いるドンブラザーズを続けている
・他のみんながジロウから何か貰っている中、はるかちゃんだけ何も貰ってない
・ドンブラザーズの漫画も描いているがやる気はあんまり無い
・タロウの歓迎会には行ってない
・タロウを見て思わず駆け寄るも、足を止めて歓迎会に行かなかったことを謝罪している
・タロウに相談があると呼びかけている
・キビポイントは貯まっている
・ドンブラザーズ解散
・タロウが死んで生き返って、再結成
・ドンブラザーズも漫画も頑張る!

こんな感じかな。
で、モヤモヤするのって、いまいちはるかちゃんの行動に筋が通ってないことだと思うんですよね。

仮にドラゴンファイヤーズみたいな調子の乗り方をしているのであれば、絶対にジロウから何か貰ってるはずだもの。初対面の夏美のパトロンにだって何か買って貰うような人だよ。貰えるものは貰うよ。富なんてあればあるほどいいんだから。

ただジロウをリーダーと認めていない、ジロウが嫌いだから何も貰ってないっていう可能性もあります。実際そんな仲がいいわけじゃなかったしね。でもはるかちゃんってその苦手なジロウのドンブラザーズに一年いるわけですよ。最終回でドンブラザーズのこと「変な人ばっかりで楽しい」っていってたけど、ジロウが変な人たちを普通にしちゃったから余計にいる理由がなくなっているのに。

で、その理由として一番に出てくるのってタロウじゃないですか。タロウを待っているからこそ、楽しくなくなってきたジロウのドンブラザーズも続けている。これが私が思っていたはるかちゃんの行動理念でした。でも違った。タロウの歓迎会に行っていないから。

……Why?

ここで一気に破綻するんですよね、はるかちゃんの行動が。漫画に一生懸命になってて忙しかったのなら筋も通っただろうけど、実際の所アシさん任せで編集長はソノザっち呼びでイケメンを侍らせカラオケをしている。どう考えても忙しくないし一生懸命だとは思えない。

……Why??

他の可能性としては、ドンブラザーズを辞めたかったけど、キビポイントが貯まっていなかったのでやめれなかったってのがあります。しかしこのルートも懇切丁寧に叩き潰されています。辞めるために必要なキビポイントがとっくに貯まっていたからです。

はるかちゃんの性格なら、ドンブラザーズが嫌になって辞めようと思ったらポイントが貯まった瞬間にやめるはず。最短距離をまっすぐに進む人ですから。でも辞めてないし「キビポイントも貯まってると思うし」というやや曖昧な言い方からして普段から確認していたようには思えない。

……Why???

考えれば考えるほどわからない。筋が通らないんですよね。

歓迎会には行かなかったけど、タロウを見た瞬間思わず駆け出してはいるから、あの感じでタロウを待ってた気持ちがなくなっているとは思えなくて。なくなってたら、多分もうちょい気まずい感じで行ってると思う。思わず駆け寄る、みたいなはるかちゃんは、本編のはるかちゃんと一緒だったから。

まぁでもね、駆け寄ったもののすぐに後ろ暗くなったのかもしれません。ドンブラザーズの活動も嫌々、漫画も中途半端な自分をタロウに見せたくなったのかもしれない。

でもさ、そもそも漫画に対する気持ちがだらけてるだけだったら編集長が見逃すはずがないんですよ。本編がそうだったもの。いつだって気合い入れてどうにかしてた。

タロウだってそうです。自分の心と違うことをやっているとき、タロウはすぐ疑問を持つじゃないですか。犬塚の時がそうだったもの。違和感を感じた途端に人が買ったエクレアを勝手に食って25点つってた。

なのにドンゼンでタロウは、はるかちゃんに苦言を呈してないんですよね。確かにタロウははるかちゃんにちょっと甘いけど、そういう甘さでは無かったはず。もしもだらけていると感じたら本当のことを告げるのがタロウのはるかちゃんへの誠意であり、はるかちゃんはいつもそれを真っ直ぐに受け取るっていう信頼関係だったから。一年程度の不在でこの信頼関係が揺らぐとはどうしても思えない。

なので、ここで堂々巡るわけです。
「じゃあどうして歓迎会に行かなかったのか?」「なぜドンブラザーズを辞めるのか?」と。


……Why????


なのでドンゼンのはるかちゃんへの回答としては「わからない」です!
何もわからないよ。わかっているのは本編のはるかちゃんで考えると筋が通らないってことだけ。だからここはキンドンとかに続いていくんだろうなーって。

一応筋が通るルートもあるにはあるんだけど、え…?って感じ。これを狙ってやってるんだとしたらマジで鬼才だなって思います。