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Vol.1 めんどうくさがりやの私を突き動かしたきっかけ

まずはじめに。

結婚して子供が生まれ、誰しも直面するのが家どうする?問題。

2021年に東京都内の中古戸建を購入し、フルリノベーションした経験がなかなかに濃く、”私のように悩める子羊がいたら参考にしてもらいたい!”と思い立ち、マガジンとして残してみることにしてみました。

このマガジンを読めば家購入&リノベーションのイロハがわかるのではないかと思います。

今回は、家購入の最初のきっかけの話です。
(ただの日記なので無料で読めます)



子供の足音にクレームが来たことが心を動かした

「ちょっと言いづらいのですが…お子さんが歩く足音がうるさいと階下の方からクレームが来まして」

今から数年前、子供が生まれ、マンションの3階に住んでいた私たち。

会社の福利厚生で自社物件に安く住める特権があることを知り、新築かつ高級住宅街にある物件にあまり深く考えずに引っ越してしまったのが事の始まりだった。

”高級住宅街だったら住んでいる人のモラルも良いだろう”

安易に考えていたのだが、住んでびっくり、
右隣には深夜の1時にU.S.A.を合唱するサイ〇ーエージェント社員
左隣には毎週大量の酒瓶をゴミステーションに放置するアパレル店員
上階には深夜2時から電動ドリルを使いだすイケイケおじさん

魔法陣だったら最強の布陣かな?というレベルの低モラルの集まりだった。

そんな物件だったからか、子連れの住人は全く見かけず…ファミリー向けの物件ではなく、イケイケ独身貴族向けの物件だったようだ。

管理会社から電話が鳴るたび、”今日もクレームか…”と気が重かった。

子供が生きている以上、足音するのは仕方ないやろ!
1歳そこそこの子供の足音より、アンタが歌うDAPUMPの方が100倍やかましいわ!
また警察に通報したろか!?

産後のメンタルも相まって、心の中のヤンキーが常に顔を出していた。

また、マンションにはエレベーターが無かったため、出かけるたびにベビーカーを持ち上げて階段を移動するのも大変だった。

娘は自力で寝るのが苦手で夜泣きもひどく、泣く度にヨッシーストーリーのベイビーマリオが泣き叫ぶシーンとシンクロしていた。

制限時間内になんとかしなくては…!ヘイホー(マンション住人の独身貴族)に通報される!と焦る日々に限界を感じ、夫に引っ越しを提案。

「うーん…家確かに欲しいけど、とりあえずまた賃貸でいいんじゃない?」
by.先延ばし妖怪(夫)

私も復職して間もなかったのもあり、いろいろ考える余裕がなく、

・娘の保育園に通える範囲
・駅徒歩15分以内
・間取りは2LDK以上
・家賃15万円以内

今回は家の購入を諦め、賃貸で上記の条件で探してみることにした。

結果…築年数が新しいマンション、全然ない。

都内のファミリー用の部屋は数があまりなく、あったとしても家賃が高い…

築年数は妥協し、築50年・2SLDK・47㎡の広めの部屋のマンションに引っ越すことにした。




コロナ禍になり、テレワーク部屋が必須に

復職してすぐ、テレワークになった。

が、仕事部屋にするようなスペースはなく、子供の遊び部屋の端っこにデスクを設置してちまちま仕事をする日々。

会社の窓際族ってこんな感じかなぁ…と、しなくてもいいシュミレーションが捗った。

保育園が休園になった日には、子供と同じ部屋で仕事などできるわけがなく…
(1度トライしましたが、会議中に勝手に乱入されて心折れました)

休園中は近所のファミレスにパソコンを持ち込み、仕事した。

心から思った。
戸建に住みたい!!!仕事部屋が欲しい!!




謎の体調不良

娘は0歳クラスから保育園に入園したけど、覚悟していた割にはお迎え要請コールはかかってこず。

意外とそんなものなのかな?と思っていた矢先、築50年マンションに引っ越した途端、毎月発熱するようになっていた。

感染症の総合催事場かな?ってぐらい、毎月いろいろな病気にかかった。

RSウイルスにかかった時は私にもうつり、咳のしすぎでお腹の筋膜がリリースするほどだった。

完治してもなかなか咳が収まらず、医者から「住んでいる家が原因かもしれない」と言われ、腑に落ちた。

というのも、築50年のマンションの部屋は家主が階下に住んでおり、超高齢なのにも関わらず、部屋の管理もしていたのだ。

この家主がなかなかに癖が強く、何度断っても「お宅のお嬢ちゃんに…」と年季の入ったぬいぐるみをプレゼントしてこようとしてきて、怒りのリリックを叫んだ(Twitterで)

入居前日に部屋を確認したら、クリーニングが入っておらず驚愕した。

急いで家主に電話したが、翌日引っ越し前に下見に入ると、”昨夜急いで雑巾がけしました”とでも言わんばかりの付け焼刃状態だった。

そんなずさんな管理形態だったので、この部屋に何かあってもおかしくない。
(壁紙を剝がしたらカビがびっしり…とかあり得る)

このまま住んでいたら体調不良で死ぬ!!

築50年マンションに住んで半年で引っ越す決意をしたのだった。



家を買いたい時が買うタイミング

家を買う時って、子供が生まれる前に~みたいな風潮がありますが、我が家は子供が生まれてからで良かったと思っています。

なぜかというと、子供がいる生活というのがどういうものかわかっていなかったから。

ベランダに洗濯物を干すのが命がけなんて知らなかった。
(勝手にカギをかけて締め出された)

トイレに行ってもついてくる。基本的に安住の地などない。

あと単純に妊婦に家の購入という、そんな大変なことやらしたらあきまへんで。

家の購入やリノベ、思ったより決めることがたくさんあります。

私が妊婦だったら
コンセントの位置?そんなの関係ねぇ!
壁紙の色?そんなの関係ねぇ!
と脳内に小島よしおがはびこっていたでしょう。

テレワーク中、時間有休を取得して1時間の隙間時間に打ち合わせができたのが大変助かりました。

娘の夜泣きが落ち着き、夜にやっと自分の時間が取れたことも大きかったです。

そんなこんなで、家購入したいポイントが満タンになり、ついに家の購入作戦が動き出します。

次回、めんどうくさいこと先延ばし妖怪の夫をどうやって納得させたのか?

夫婦での話し合いや、賃貸VS持ち家(永遠のテーマですよね)論争も交えたお話になります。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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