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UModelerをとりあえず使ってみる

UModelerの使い方(基礎)の備忘録です。
(最終的にVRChat向けのWorld作成を前提としていますが、本記事内ではまだ完結しておりません 2020.12.1時点)

また、基本的には公式のManualを参照すると全ての機能が分かりますので、時間がある方・英語が得意な方はそちらを参照してください。
https://umodeler.github.io/

本記事は、日本語圏の方で最低限の知識さえあればとりあえずヨシ!という方に向けたNoteになります。

前提となる環境/スキル

UModelerをUnity Asset Storeで購入済み
Unityの基本操作が最低限分かる(カメラ移動、ウィンドウ操作等)
Unity 2018.4.20f1(以降※) ※VRChat SDKの対応VerがUnity 2018.4.20f1の為、UModeler自体は動きますが、VRC向けであればこのVerを使ってください。

Import手順/前準備

Unity Asset Storeのタブで、自身が購入したUModelerをImportします。

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PackageのImport確認画面では、特にいじらずそのままImport

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Importが完了したら、UModelerを扱いやすいようにワークスペースをカスタマイズします。(人によりますので不要な方はワークスペースカスタマイズ部分は読み飛ばしてください)
Tools>UModeler>UModeler Window
を選択するとUModeler Menuがポップアップします。

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ワークスペースの作り方は人それぞれですが、UModelerでの編集に特化した形だと、自分の場合は以下のような配置にしています。

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また、UModelerで必須なPropertiesも表示しておいてください。

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基本操作

Box ToolでBoxの面積、高さを決定して作成

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Insert Toolで内枠のLineを作成
(UModelerでは殆どの操作の「確定」コマンドはSpaceキーです)

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Push Pull Toolで面(Polygon)をPull

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家のようなものができました

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窓が無いと暗そうなので、窓を追加します。
既に作成済みの面に長方形の辺を追加する場合、Rectangle Toolを使います。

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Push Pull Toolで長方形をぶち抜きます。
PropertiesのBorder Check(※)が入っていることを確認してください。
※…他の面との接続を検知し、接続したら動作を停止させる項目

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窓ができました。

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内装を立体的にして行きます。
Box Toolで、床と壁の交差部分から任意の大きさの台を作ります。

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作成した台に接続するように、今度はStair Toolで階段を作成します。

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作成した階段(Stair)は、作成後にPropertiesで幅やStep毎の広さ等が調整できます。

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屋根を追加しようと思います。
(壁の高さが足りなかったため、Push Pull Toolにて壁の高さを伸ばしている工程の説明は飛ばしています)
Parallel Toolで、最近接辺から任意の長さで辺をLineを追加します。

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引いたLineで新たに面(Polygon)が作成された為、そこからPush Pull Toolで反対側へ屋根を伸ばしていきます。

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Rectangle ToolやParallel Toolの他にも、面に対して任意の辺を作成できるToolが複数あり、一部を紹介します。
Disc Tool … 円を作成
Side Stair Tool … 階段型の辺を作成
Line Tool … 自由線を作成

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また、Push Pull Toolを複数面に対して一度に適用させるMulti Pushpull Toolもあります。(Push Pull Toolと違いBorder Checkが無いため、今回はPullで立体作成のみにしています)
※Multi Pushpull Toolの操作はPush Pull Toolを異なる為注意してください。

まず、面選択モードで複数面を選択します。

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次にMulti Pushpull Toolを選択し、選択物の中央に表示されているハンドルを使って操作を行います。

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ベベル(Bevel)の作成も可能です。
辺選択モードで対象の辺を選択し、Bevel Toolを選択します。

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Bevel Toolを押した段階では画面上で変化が見られませんが、既にBevelが適用されています。
Properties内の値を変更する事で、任意のBevelが作成可能です。

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また、便利機能として、Push Pull Toolの高さを合わせる機能もあります。
まず床面にCylinder Toolで円柱を作成します。

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Push Pull Toolを選択し、Cylinder上部の面をマウスClick(ホールド状態)し、更にControl Key(Ctrl)を押したまま、高さを合わせたい他の面にマウスカーソルを持っていきます。

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他面と高さを合わせる事ができます。
(XYZ全ての軸に対して同様の動作ができるので、例えば柱の太さを均一にしたりする事ができます)

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Eraser Toolでは頂点・辺・面の削除(辺の接点に面が複数あった場合は結合)が可能です。
先程作成した階段の接続部分が気になるので、Eraser Toolで辺を削除して面を結合します。

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結合されました。

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最後に

UModelerの最低限の操作として、上記が可能であればある程度形になると思います。
今後の追加項目としては以下を予定しています。(別記事にするかは検討中)
・他の操作(選択、カーブ、配列など)
・Material割当
・UV展開

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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