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アニメ「ひぐらしのなく頃に」【”綿流し編”感想】今でも頭が混乱する園崎姉妹

鬼隠し編」が終わり、「綿流し編」へと突入する。初見ではまず「え?」となる。レナも魅音も普通に生きているし、普通に学校に行ってるからだ。
やがて「ああ、そういう感じなのか」と多少頭をかかげながらも先を見ていくことになる。

今回初登場になるのは魅音の双子の妹、園崎詩音。最初に詩音に会った時には圭一は魅音がそう振る舞っていると思い込んでしまったが、実際にはちゃんと詩音も存在することに驚く。そして、もちろん見ているこちら側もだ。

二人が存在するとわかってからも大変だ。同時にいる場面はまだいい。(それでもうまく入れ替わってる可能性もなくはない)単独で登場しているシーンではどっちがどっちか分からなくなる。今でこそだいぶ分かってきた気がするが、それでもはっきり断言するのは今でもはばかれる。双子の入れ替りの話は「ひぐらし」に限らずほかでも目にする機会もあるが、彼女たちほど混乱させる存在はいないのではないかとさえ思う。

ましてや、初見でどっちがどっちなんてわかるはずもなく、彼女たちのことだけでなく、一連の事件も含めてまたしても煙に巻かれたように「綿流し編」も終わってしまう。「鬼隠し編」の圭一ように、魅音(詩音)も鬼のごとく狂ってしまうことから、誰かしらがそうなるのだろう、とか、また何もなかったように話が続くのだろう、ということだけは”なんとなく”理解しながら次を見ることになる。

「綿流し編」を改めて見て思ったことは、魅音(詩音)の声優さん(当時:雪野五月、現:ゆきのさつきさん)の演技と演じ分けがすごいということと、ハシゴのシーンはやっぱりヤバかったということだ。梨花ちゃんたちを探す際に、圭一がハシゴに登るシーンがあるのだが、そのハシゴを下で支えてる魅音(詩音)の豹変ぶり。声色もそうだが、作画上での彼女の顔の崩れっぷりが今見てみてもすごい。あえてなのか、どうなのかを知る由もないが彼女の残酷なシーンの数々よりも別の意味でとても印象に残る。というか初見で見たころからずっと残っているのだ。

そして、「祟殺し編」へと続く。(「鬼隠し」「綿流し」「祟殺し」は”ひぐらし入門編3セット”と勝手に思っている)


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