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ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 5章【"チマツリ"感想】奈央の危うい決意が怖い

最初は自分の中のレナと向き合っている礼奈が描かれていた。ここでの礼奈=第二部の雛見沢にいた、両親が離婚しなかった世界の礼奈で今は第三部の世界の雛見沢のレナに入り込んでしまっている。一方、ここでのレナ=鉄平とリナを亡きものにしてしまった第三部の雛見沢にいたレナだ。(ややこしい…)

本編の「ひぐらしのなく頃に」でもこんな風に事を起こしたレナは存在した。いわゆる「頑張り物語」のレナだ。でも、似ているようでもあくまでこのレナは「ひぐらしのなく頃に命」のレナだし、礼奈も同様だ。(第一部のレナでもない)だから、余計に混乱してしまうが、整理のために書き留めておいた。

さて、本題だ。そんな内なるレナに対峙する礼奈のもとに奈央が訪ねてくる。そして、ゴミ置き場まで礼奈を連れていく。どうやら、自首しようとしてた礼奈を引き止めにきたようだ。礼奈に泣いてすがりつく奈央はいつもの彼女のようだが、「助けるから3日待って」と礼奈に頼む。ん??何するつもりだ。なんだかおかしい。首を掻くから余計に怖い。

さらに、「鷹野三佐」になった鷹野に対峙する奈央の姿はある意味カッコイイが、同時にオソロシイ。梨花を捨て、自分自身さえ捨ててまで礼奈(レナ)を助けるために何をしようというのだろうか。

首を最後に掻いたからほぼ確定だろうが、ただ奈央はかつての梨花と違って「繰り返すもの」ではない。ゲートをくぐりながら、平成や昭和を渡り歩いてきたものに過ぎない。一穂はまだわからないが、美雪と同様、唯一無二の存在だ。死んだらきっとそのままだ。(夢オチ、誰かの想像とかでなければ)最悪のケースだけは避けてもらいたい。このまま退場なんてないよな?というところでこの章は閉じられた。

ここまで、一穂や美雪、奈央の「ひぐらし命」の三人はツクヤミに乗っ取られたことも、雛見沢症候群を発症したことはなかった。ゲームカードとしての、発症カードはあるがメインストーリーにまでは入り込まないだろうと勝手に思っていた。

だが、発症しない保証はない。第三部だとツクヤミもいない。やっぱり発症してしまうのか。奈央ちゃんを誰か助けて!!ずっと出て来なかった一穂あたりが颯爽と現れて解決してくれるか?!期待と不安を織り交ぜながら、次を待ちたい。

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