アニメ「ひぐらしのなく頃に」【”暇潰し編”感想】梨花への注目度急上昇する回
この話ではいつもの日常、部活メンバーとは離れ、赤坂 衛(まもる)という刑事と更に幼い頃の古手梨花を中心とする物語になる。
初登場の赤坂はもちろん、今までかわいい以外には特に目立たなかった梨花ちゃんとは全く違う一面が初めて見れる回でもある。この回を初見で見た時は声色と雰囲気がガラッと変わったのも相まって「梨花ちゃんってこんな子なの?!」と驚いたと同時に、彼女がとても悲しい運命にいるらしいこともわかってショックを受けた。そして物語的には面白くなってくる分岐点にもなった。
また、大石さんへの見方も大きく変わる。部活メンバー側からしたら、基本的にはあまり関わりたくないような煙たい人物であり、「祟殺し編」においてはとてもイヤ~な男だ(もちろんそれは彼の一面ではある)。だが、この「暇潰し編」においては赤坂が新米刑事だということもあり、とても頼りになる存在に見えてくる。いや、実際にそうなのだろう。梨花ちゃんにしてもそうだし、視点を変えれば同じ人でも違う面があるという、当たり前ではあるが忘れがちなことを教えてくれる。
そして、赤坂自身も悲しい運命をたどってしまう。そのために当時はそれどころじゃなかったが、(ほとんど信じてなかったに違いない)梨花の予言を年月を経てやっとで本当に起こったと知った赤坂が今後どう関わってくるのだろうか‥といったところで終わる。
ゲーム本編は誘拐犯たちとの格闘をはじめとして詳細に描かれているために、アニメだとあっさり終わった感はどうしてもある。だが、それを気にしなければ2話でよくまとまっていて、とても分かりやすい話に仕上がってると思う。次からは実質「ひぐらし」解答編(と言っても全てが明かされるわけではない)がスタートする。おもしろいのはここからだ!未視聴の方はもちろん、久しぶりの方もぜひ括目して見ていってほしい。(ニコ生ではまだタイムシフトが見れるハズ)
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