ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 平成編 2章【"ヘンイ"感想】美雪の母・雪絵もやはり刑事の妻だった
美雪と千雨が運命に抗おうとした矢先に雪絵が姿を表してからの平成編 2章。
この章は美雪が母である雪絵に、雪絵もまた美雪に、しっかり向き合った、そんな話だ。
いくら美雪と千雨が決意したって母親が彼女を止めないはずはなかった。みすみす子供を危険な目に合わせるわけがない。しかも、父親が雛見沢について調べていて失踪したのに美雪まで同じことをするだなんてもってのほかだ。だから、反対する母親に「わかった」と言葉だけでそう言っておいて、内緒で動こうとしたのもわかる。
だが、一度"予知夢"ではそうしてしまったことで失敗したのを思い出し、今度はちゃんと本当の気持ちを思い切って母にぶつけた美雪。なかなか、かっこよかった。そんな美雪を見て、納得した雪絵もまたイカしてた。とてもいい母娘関係を築けてるなと感じた。これをもし父・衛が見ていたらさぞ喜んでいたろう。
それから、美雪たちはある場所にひっそり移動して、さらに突き詰めた話をし合う。そして、話をすればするほど、雪絵は美雪の母としての姿だけでなく、刑事の妻としての姿を知らず知らずのうちにさらけ出してくれていた。きっと美雪が真正面から雪絵に向き合っていったからだろう。
そこでさらに美雪はなんと千雨にしたように、荒唐無稽だが実際に自ら体験したこと(10年前の雛見沢に飛んだこと等)を雪絵に語ったのだ。流石にタイムスリップとかそういうのは…と思ったが、全てを理解はもちろん出来なくとも納得はしてくれたようだ。さすが衛の妻であり、美雪の母だと感心せざるを得ない。
ただ、美雪は話しているうちに重大な違いに気付く。美雪はもともと父が命を落としたであろう"雛見沢大災害"とやらの真実を知るべく雛見沢を訪れたのだが、今いる世界では父は雛見沢の元住民による無差的な殺人のとばっちりによって命を落としたと言う。この違いは一体何を物語るのか?そして、美雪と千雨双方の父が残した「110 AIV」というメッセージの意味は?
さらなる謎を残して、次は昭和編に話は移る。奈央は?そして、一穂は……?
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