傷つけても、愛。
「君のこと、もういらない」って
言われて絶望した後で
残酷な「愛の本当の味」を知ってみたくて
君のことを
傷つけてはみるものの
愛は一向に傷ついてくれなくて
私はまたその美しさに敗北する
私に「さようなら」って言って
それが一番正しい選択のような気がするんだ
君の気高さにまた惚れ込んでしまうよ
僕に「行かないで」って言って
できれば、散っていく桜を見るようなあの眼差しで
僕の名前を呼んで
愛を語るのに
言葉なんていらないんだよ
これは変な意味じゃなくてね
だって
愛の始まりに「はじめ」って言葉、いらないじゃない
愛の終わりに「おわり」って言葉、いらないじゃない
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