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きっちょも
2020年9月9日 13:07
毎日毎晩、時には毎朝乾杯をしていた。どれだけ誰かれ騒いでも、潤うことのない気持ち。楽しい、でも満たされない。ふと思い出す。今は家庭もできた。毎晩の乾杯はなくなった。今、目の前で乾杯をしようとしつこくせがむのは、小さな小さなコップ。それを大事そうに握る小さな小さな手。それは私の娘である4歳の娘だ。コップの中身はいつものミルク。私はビール。よぉし、乾杯しよう。