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鉄印帳の旅〈30〉鹿島臨海鉄道/えっ、新幹線?

大洗鹿島線
 水戸駅(茨城県水戸市)– 鹿島サッカースタジアム駅(鹿嶋市)
 営業距離53.0km

鹿島臨海鉄道は鹿島灘に沿って南北に走る全線非電化の単線鉄道です。鹿島サッカースタジアム駅(旧北鹿島駅)には試合がある日のみ停車し、JRの鹿島神宮駅まで乗り入れています。

もともと国鉄が北鹿島以北の延伸路線として計画していたものでしたが、国鉄の財政難に伴って貨物線を運行していた鹿島臨海鉄道がその新線を引き受けたという経緯があります。新幹線開業による並行在来線としての3セクが多い中で、鹿島臨海鉄道はそれとは違った形での3セク開業といえますね。

ホームはJR水戸駅構内にあります。

鹿島臨海鉄道の特徴は茨城南部の山間に入るまではずっと高架の上を走るので、踏切はほとんどありません。真っ直ぐに延びるレールは見るからにスピードが出そうです。

枕木がない

この景色は井原鉄道? JR湖西線? いや新幹線?
高規格の軌道を見ると、当時の国鉄の本気度がわかる気がします。

鉄印を発行してもらうために大洗駅で下車します。

大洗を含む茨城県沖はカジキの好漁場として有名で、駅前広場にはこんなモニュメントが。ヘミングウェイの名作「老人と海」をモチーフにしているそうですよ。

全線走破を目指して鹿島神宮方面へ。
やっぱり線路はまっすぐ。

読み仮名が22文字あり、かつては日本一長い駅名だったそうです。
「東」という吹き出しをつけて「東日本一長い駅名」としているところがかわいいですね。

今は富山地方鉄道市内電車の「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場」が日本一だとか。

ということで、鹿島神宮駅に到着。
30番目の鉄印も大洗駅で無事手に入れました。

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