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お仏壇の値段は木の素材や工法、塗装方法によって変わってきます‼️(人気コラムより)

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皆さんこんにちは♪
メモリアル仏壇の金宝堂です❗️

台風の影響もあるのか、今日は非常に湿度が高く
なんとなく気持ちが悪い天候です💦
まぁ、日本なんでしょうがないんですけどね。。。。。

さて皆さん、お仏壇の値段の開きがある理由ってご存知ですか??
デザインや彫刻もそうなんですけど
実は素材や工法が決め手になるんです‼️

お引越しをしたときや大切なご家族が亡くなられた時などに、初めてお仏壇をご購入される方もいらっしゃると思います。 いざお仏壇のことを調べ始めると、値段にかなりの差があることに驚かれる方も多いのではないでしょうか。

お仏壇は10万円以下で買えるものから500万円以上の値段がするものまで様々あります。
実はお仏壇の種類や大きさ・素材や工法などの違いによって、これだけ値段の差が出てくるのです。

目次
お仏壇に使われている木材によって値段は変わります
お仏壇は工法によって使われる木材の量が変わるためその分値段の違いが出てきます
お仏壇は仕上げの塗装の種類により値段が変わります
重厚感のある唐木仏壇の値段の相場は60~100万円です
伝統的な唐木ミニ仏壇の値段の相場は10~30万円です
家具調のモダン仏壇の値段の相場は30~100万円です
コンパクトなモダンミニ仏壇の値段の相場は10~30万円です

お仏壇に使われている木材によって値段は変わります

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お仏壇は木材から作られているため、使われている木材の種類によって値段が大きく変わります。
また同じ木材のように見えても、例えば本紫檀・紫檀系・紫檀調プリント、のようにお仏壇によって表記が違う場合があります。

「本〇〇」という表記

素材名の前に「本」と冠する物は、その素材の中での最高級品であることを表します。

「〇〇系」という表記

紫檀にだけ使われる表現で「紫檀に属する木を使っている」ということを表しています。

「〇〇調プリント」という表記

芯材に木目や模様を直接印刷して「〇〇」に入る素材名のように見せているもの、または塩ビシートなどに木目を印刷して芯材に貼っているもののことを指します。
芯材への貼付けの為、お仏壇の年数が経つとプリントが剥がれてしまうことがあります。

値段は「本〇〇」が一番高く「〇〇調プリント」が一番安くなります。

それではお仏壇に多く使われている木材についてご紹介いたします。

黒檀(コクタン)

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お仏壇に使われる木材の中でも最高級品に位置するのが黒檀です。
黒地の素材が美しく重厚感を醸し出しています。

黒檀の中でも本黒檀は硬度が極めて高く、また木材の中でもかなり乾燥しているので耐久性に優れております。
虫や菌に侵される心配もないため、お仏壇を末永くお使いになりたい方にはぴったりの木材と言えるでしょう。

正倉院の宝物の中からも黒檀が見つけられたそうで、古くから重宝される木材であったこと、また耐久性に優れていることがお分かりいただけるかと思います。

紫檀(シタン)

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黒檀と並びお仏壇に使われる木材としては最高級品である紫檀。
「紫」檀と書きますが赤茶色の木材で、木目が大変美しいです。

こちらも大変硬く、また虫や菌に侵されにくく腐りにくい、耐久性に優れた木材です。
分を多く含む木材であるため、磨けば磨くほど美しい光沢を放つと言われています。

こちらも質が高い木材であるため、お仏壇の値段は高価になります。

鉄刀木(タガヤサン)

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黒檀、紫檀と並び唐木三大銘木の一つである鉄刀木。
鉄のように非常に重たくて硬く、角を持つと刀のように手が切れてしまうことから「鉄刀木」の名前が付いたと言われています。

黒檀や紫檀に比べると多少軟らかい木材ですが、耐久性に優れ、腐食に非常に強い木材です。
質が高い木材ですが、黒檀や紫檀のお仏壇に比べるとお求めやすい値段のものが多くなっております。

欅(ケヤキ)

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日本で伐採される木材の中では最高級と言われる欅。
明るく柔らかな色合いはどんなお部屋ともマッチします。

強度が高く耐久性もあり湿気に強いため、保存性に優れています。

黒檀、紫檀、鉄刀木と同じくらいの値段のお仏壇も多く、最高級品ともなると100万円以上するものもあります。

屋久杉

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鹿児島県屋久島に自生している杉の中で、樹齢が1000年を超えるものが屋久杉と呼ばれます。
成長が遅いため木目がぎゅっと詰まった、美しい木材です。

屋久島は雨の降る日が多く湿度が高いため、屋久杉は樹脂分が多く防腐性に優れています。

屋久杉は希少性が高いため、屋久杉で作られたお仏壇も貴重なものになっています。
そのため値段も高価なものが多くなっています。

ウォールナット

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ウォールナットとは日本で言うクルミのことです。
実はウォールナットは世界三大銘木に選ばれるほど高級な木材で、お仏壇だけではなく家具の材料としても非常に人気が高くなっています。

ウォールナットは重厚感が有り、美しい木目が特徴です。
野球のバットの材料としてもつかわれる程、非常に硬く衝撃に強いため、長くお使いいただける木材と言えるでしょう。

ウォールナットは主に家具調であるモダン仏壇に使われており、お手頃な値段で買うことができる商品も多くあります。

メープル

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メープルシロップが採れる木としても馴染み深いメープルは日本で言う楓(カエデ)の木のことです。
柔らかい色合いと美しい木目が特徴の木材です。

メープルの中でもバーズアイメープルと呼ばれる木材があります。
これは玉粒状の美しい模様が木材の表面に見られるもので、お仏壇に使われるハードメープルの中でも2000本に1本の割合でしか見られないほど希少な木材なのです。

メープルが使われたお仏壇には100万円前後くらいのものから、40万円ほどで買えるものまで、幅広い価格帯のものが揃っております。

ナラ

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日本に広く生育するナラ。
力強い肌目から重厚感が感じられる木材です。
よほど暑くなければどんな所でも育つと言われるナラはたくましく、耐久性に優れています。
また耐水性にも優れているので、湿度にも強い木材と言えるでしょう。

ナラで作られたお仏壇はお手頃な値段のものも多くなっております。

お仏壇は工法によって使われる木材の量が変わるためその分値段の違いが出てきます

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お仏壇には様々な工法が用いられて作られています。工法によって使用する木材の量が違っています。
素材となる木材を多く使えば使うほど値段も高くなっていきますし、使う量が少ないほど値段も安くなります。

プリント・調

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まずはこちらが一番値段が安い「プリント・調」。
芯材に直接プリントしたりシートを貼り合わせたものです。
厳密には木材ではなく、シートが剥がれてきたり色褪せてしまったり、といったことがあります。

薄板張り(突板張り)

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薄くスライスした木材を芯材に張り合わせたのが薄板張り。
モダン仏壇によく使われています。

無垢厚板張り(前練り)

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厚さ6mm以上の無垢の木材を貼り合わせたもの。
薄板張りよりも木材の使用料が多くなるため、値段も高くなります。
木の温かみが感じられるお仏壇になります。

二方練り

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先ほどの厚板を二つの方向から張り合わせたもの。
唐木仏壇によく使われています。

三方練り

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厚板を三方向から張り合わせたもの。
こちらはモダン仏壇に使われることはほとんどなく、唐木仏壇に多く使われています。

四方練り

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練り方の中では最も値段が高い四方練り。
厚板を四方から貼り合わせています。
こちらもほとんど唐木仏壇に使われます。

総無垢

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芯材を使わず、お仏壇の材料となる無垢材のみを使用したもの。
最高級の木材なのでその分値段も高いですが、きちんと加工したものでないと反りなどが出ることもあります。
モダン仏壇の扉や唐木仏壇の彫刻部分に使用されます。

お仏壇は仕上げの塗装の種類により値段が変わります

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お仏壇を作る際最後の仕上げに塗装をしますが、実はこの塗装にもいろいろな種類がありそれにより値段も変わってきます。

セルロースラッカー仕上げ

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こちらは一番安い価格でできる塗装方法です。
速乾性が高く作業効率が上がるため、値段が格安のお仏壇によく使われます。

ウレタン仕上げ

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お仏壇の塗装方法の中でも一般的なのがウレタン仕上げです。
セルロースラッカー仕上げよりも値段が高くはなりますが、柔らかく木材によく密着し、耐久性にも優れています。

オープン仕上げ

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木目の艶を引き出し美しく仕上げるのがオープン仕上げと呼ばれる塗装方法です。
お仏壇に使われている素材の木肌を最大限に生かすため、唐木仏壇によく使われています。

鏡面仕上げ(ポリウレタン樹脂塗装)

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ツヤツヤと輝くような鏡面仕上げは値段が高いお仏壇によく使われる塗装方法です。
見た目に美しいだけではなく、硬度が強く汚れも付きにくくなります。

重厚感のある唐木仏壇の値段の相場は60~100万円です

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木目の美しい唐木仏壇。昔ながらの風格を感じますよね。
唐木仏壇の値段の相場は60~100万円ですが、最高級品である本黒檀や本紫檀を使ったお仏壇の中には200万円を超えるようなものもあります。

伝統的な唐木ミニ仏壇の値段の相場は10~30万円です

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重厚感がありながらもスペースを取らずに安置できる唐木ミニ仏壇。
本黒檀や本紫檀を使ったお仏壇の中には70~80万円くらいの値段のものもありますが、やはり小さい分、床置きの唐木仏壇よりはお安い値段で購入していただけます。

家具調のモダン仏壇の値段の相場は30~100万円です

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家具のような雰囲気のモダン仏壇は、和室がない方やマンションなどに住む方に人気のお仏壇です。
モダン仏壇の中でも最高級の黒檀や紫檀を使ったお仏壇はお値段が高くなります。
高級感よりも日常に溶け込むようなデザインをお探しの場合には、もう少しお安い値段で買うこともできます。
モダン仏壇はお仏壇の中でも値段の幅が大きくなっていますので、ご予算に合わせて探してみてはいかがでしょうか。

コンパクトなモダンミニ仏壇の値段の相場は10~30万円です

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スペースを取ることなくスッキリと安置できるモダンミニ仏壇も人気が高まっています。
モダンミニ仏壇をお求めのお客様の中には、お仏壇らしいお仏壇よりはスタイリッシュなものや可愛らしいものを好まれることも多いと感じます。
そういったお仏壇は値段もお求めやすいものが多いですし、お仏壇らしい重厚感をお求めの場合には値段も高くなる傾向にあります。

お仏壇の値段は使われている木材や工法、塗装の仕方で大きく変わってきます。
値段が高いから良い、と言い切れるものではありません。
お仏壇に使用されている木材や工法、塗装の仕方にはそれぞれ長所・短所がありますし、選ぶ方の好みもあるはずです。
お仏壇を選ぶときは値段だけにとらわれすぎず、ご家族みんなが納得できるものを選んで毎日手を合わせることが、故人にとっても一番嬉しいことだと思います。

お仏壇選びに悩まれたら、是非実店舗に行き実物のお仏壇をご覧になってみてはいかがでしょうか?
お仏壇を使用するイメージがはっきりとし、きっとお気に入りのお仏壇が見つかるはずです。

メモリアル仏壇では相場の値段の10~15%ほどお安い値段でお仏壇を販売しております。
お仏壇の購入を検討されている方は、是非メモリアル仏壇の商品ページもご覧下さいませ。


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