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No.279/半沢直樹を観て〜人は金では動かない〜

2024.10.05

こんにちは、くのてつです。

昨日に引き続き、半沢直樹を観て感じたこと、学んだこと、気付いたことを整理していきます。

それにしても、本当に面白いしハマりますね。

気持ちいいくらいに嫌なやつが叩かれていきますからね。

歴史は勝った側の歴史だとよく言われますが、これもまた勝った側、勝つ側の視点で描かれていますから、観ている側も「やってやった」時は心地いいものなのでしょう。

自分も少なからずそんな感覚は分からなくもないですね。

「切られた尻尾は動き回る」

トカゲの尻尾切りをする銀行上層部への発言もまた秀逸ですね(笑)

「Noに比べればYesという方が何倍も簡単だ。でもな俺たちサラリーマンがYesとしか言わなくなったら仕事はただの作業になっちまう。作業だけならロボットでもできる。でも俺たちロボットになってはダメなんだよ。」

第9話 最終決戦!〜出向をかけた金融調査!!より

第9話まで進みましたが、そこで半沢直樹の同期で関連会社に出向している近藤の言葉です。

出向先で粉飾に加担していた経理課長を叱咤激励した言葉です。

もはやロボット、AIが人に変わる時代が本当にきていますからね・・・結局Yesで繋がる関係ってその程度なんですよね。

この言葉から考えると、「Yesで繋がる=金(保証)」の構図を浮かび上がらせることができます。

会社員のメリットは「金(=保証)」にあると思います。

いろんなことから守られる、月1回必ず決まった日に給料が振り込まれ、福利厚生も充実なんて環境は居心地がいいはずです。

ただ、その金(=保証)で繋がっているだけの関係では人は動かないのだと思います。

それは、「金(=保証)という自分の生活環境を人質に取られている」ものであるように思います。

つまり、脅されている、押さえつけられているものが無くなった時にまだ繋がっていたいのでしょうか?という話です。

自分も組織にいて感じるのは、「上司に何も言えないYESマンは信頼されない」だけでなく、「人はついてこない」ということです。

まあ、組織の大半がこのような人たちだと仮定するならば、そこに反するスタンスは組織から浮くしか、変わり者扱いは間違いないですからね・・・。

結局正しくあろうとする人間がバカを見る、村八分にあるという不条理な世界ですね。

それでもやはり誠実に、正義を貫けた時に本当に理想とする世界に近づく、見えるようになるのかも知れません。

いろんなしがらみから自分を解き放った時、自分の人生も自分の周りの人との関係も豊かになっていくのだろう、と感じた次第です。

それにしても、悪役たちの名演技・・・最高すぎる。




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