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No.10/残心を心掛けて

こんにちは。
子どもたちの伴奏者、”くのてつ”です。

昨日、先輩と話している時に「あ、忘れていた!」とハッとした心構えを思い出させてもらいました。年始間もないタイミングですが、おそらく私の中で今年の流行語にノミネートされること間違いなしです。

先日「礼節が人をつくる」と題したnoteを投稿させてもらいましたが、その続きになろうかと思います。

思い出せてもらった心構えとは、自分が競技をやっていた時に常に必要とされたものです。

残心

この言葉は、彼これ10年ほど頭から消え去っていました。が、自分の中では大切にしていた心構えであり、言葉は忘れていたものの自分の課題として意識していことでもあります。

残心という言葉は武道で使われることが多いかと思います。心を残す、つまり反撃に備え気を抜かないことや相手への敬意を表している、と解釈していました。

自分は剣道をやっていてたのですが、残心がない場合1本は取り消されます。ですので、剣道では1本取ってもガッツポーズをする、ようなシーンは一切ありません。それが剣道のいいところだな、と自分は美徳を感じていたのものです。

ただ、自分がそんな立派な人間だったかと言えば全力で「No」です。素敵な所作だな、粋な所作だなとは思っていても、それを体現する人間ではありませんでした。勝負する相手への敬意も欠けていたと思いますし、そもそも反応的ですぐにカッとしていましたので。

最近はビジネス、仕事世界はこれに通するものがあると感じることが多くなりました。どうしても業績や成果に注力してしまう一方で、ヒトへの考え方が疎かになっている。論語と算盤、ですからね・・・どちらかが欠けて言い訳がないのですが。

昭和はヒト優位の経営、平成はカネ優位の経営

2024年1月10日日経新聞朝刊「経済教室」より

今朝の日経にちょうどこんな記事が出ていて、連日ハッとさせてもらいました。いつからか、業績や成果に振ってしまっていたこと、それ故に大切なヒトの部分、心を込めることを忘れてしまっていたのだな・・・と。

優れた業績や成果を残している身ではないものの、今の自分に欠けているのはヒトの部分。それに気づけて良かったぁ・・・と今更ながら痛感しています。が、痛感しているだけではダメですのでこれをアクションにしなければいけません。

1:反応しないこと
2:受容する許容する
3:常に残心

これを日々、強烈に意識しながらヒト磨きに精進します。自分の言葉、行動において残心で締めくくる挨拶と所作を実践する今年のテーマに具体的なKPI?が加わりました。

より、やろう!


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