ボストン・セルティックス売却報道①

本日はこちらについて。

2024年7月にボストン・セルティックスのオーナーであるBoston Basketball  Partnersは全ての持分を売却する意向を発表しました。オーナー家のファミリープランニングを考慮してとのことで、2024年もしくは2025年前半にマジョリティ持分を売却し、残りを2028年までに段階的に売却する計画とのことです。

その後の報道を見ると、すでに売却プロセスにおけるアドバイザーとしてJPモルガン、BDT&MSTパートナーズを起用しているようで、本格的な入札プロセスに入っていることが伺えるかと思います。JPモルガンは置いておいて、BDT&MSDについてはあまり聞き馴染みがなく少し調べてみましたが、ゴールドマンサックス出身のByron TrottとGregg Lemkauが率いる会社のようです。Trott氏については昨年よりNFLのマイアミ・ドルフィンズの少数持分の取得交渉をしていると言う報道も出ており、自身もスポーツチームへの投資に積極的なようです。

現時点で気になる点はやはり価格についてです。2024年8月時点でForbes及びSporticoでの評価額を見ると、それぞれ47億ドル、51億ドルとされております。2023年にMat Ishbia氏がフェニックス・サンズを40億円の評価額で買収したディールがNBA史上最も大きいものですので、少なくともその記録は更新しそうですね。

またオーナーであるGrousbeck家は2002年に3.6億ドルで買収をしておりますので、相当な投資リターンですね。(自分のNISA口座の利回りが笑えてきます。オルカン積立ですのです、昨今の植田ショックによる円高で利益は吹き飛ばされてます。)

今後の札束の殴りあいを注目していきたいと思います。
大きな動きがあればまた触れたいと思います。

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