Kuniyoshi Katsu

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あいたくてききたくて旅に出る

東北に拠点を移して以来、大きな災害や人類が繰り返すべきでない教訓は、多くの人たちに語り伝えていくべきだと切実に思うようになった。 そして何より大切なことは直接的な被害を受けた人だけが語る権利を有するなんて、決して断定しない方がよい。語りは様々な人を通じて、様々な方向から語られるべきだと思っている。当事者性という呪いのような言葉があるが、語りの最も重要な主体は、語る方ではなく受け取る方なのだ。コミュニケーションの主導権はいつだって聴く側にある。そんな思いをいっそ強くするような本

    • リノベーションまちづくり

      知行合一。 この本の冒頭ででてくる言葉。知ること(知識)と行うこと(実践)は決して分離できず、両者を成し遂げてはじめて、本当の知性ってものがある。 その通りだと思うし、 「リノベーションまちづくり」という本が語るのは、そんなまちへの実践の記録と、それを相対化して知識として体系化し。その間を往復することで力強くなる取り組みだ。北九州家守構想から始まる不動産のリノベーションは、まちへ雇用をもたらし、やがてまちに対してもインパクトをもつものになった。 そこに至るまでの、戦略や

      • みんなでつくることの設計

        noteを始めてみた。これまで備忘録的なブログをやっていた時もあったけど、それは自分も他人のブログで留学先の情報を得たり、お世話になっていたから、自分も誰かのために有益な情報をWebの情報空間に置いておこうと思い立ったから。実際はあまりできていないけども。。。 この10年、SNSの使い方がブログに置き換わって、日々の小さな発信はできるけども、いつしかまとまった文章を書くこともなくなってしまったので、思い立ったら書いてみようと思う。 さてここからは本題。 みんなでつくる。

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