反捕鯨とグローバリズムの類似性

「同館の稲森大樹学芸員(35)は「開館できてひとまずホッとしているが、感染のリスクがないわけではないので、対策を強化した上で、お客さまが安心して楽しんでいただけるよう努めたい」と話した。」イヤ~。我が国の捕鯨をはじめとする鯨の文化を守ろうとする人々には頭が下がります。今後も「鯨を捕るジャップは野蛮だ!」などど喚く白人共が押しかけて来るでしょうがどうか負けないで! あなた方は日本のみならず全世界の有色人種の希望です!

 それにしても思うのですがベトナム戦争の末期辺りから米国・欧州で俄かに盛り上がった反捕鯨運動。この馬鹿騒ぎって現在まで続くグローバリズムの源流の一つなんだなあと云う事です。白人達を中心に国境を越えて連帯し、「クジラは人間の友達! こんな愛らしいクジラを捕るなんてかわいそう!」などと感情的・非科学的なスローガンを共有し・・・と云った具合に全世界をある特定のルール・価値観・文化で染め上げようとしているからです。更にこの2つのムーブメント、発祥の地も中心も“米国”であることも反捕鯨運動とグローバリズムが兄弟関係にある事を裏付けています。そう云う訳でグローバリズムに反対するのに反捕鯨運動は支持すると云うのは非論理的なのです。そう、新自由主義を信奉する自民や維新議員や経団連の団塊経営者とかに良く見られますが共産主義には断固反対するのに共産主義から枝分かれしたフェミニズムは熱烈支持するのは理屈に合わないのと同じように。

 捕鯨問題は単に食文化の問題ではないのです。文明・人種と云う視点で考えるべき問題なのです。

 


 

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