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過去への囚われよ、サヨウナラ

note書き始めました。良ければ見てやってください。

現職スローガンで、2,000名を超える未来の "Shapers"(かたちつくる人)のキャリア支援を行ってきました。

※"Shapers"(かたちつくる人)とは?と思った方は是非こちらを(いきなり宣伝スタートで、ごめんなさい笑。)

スローガンで対人支援の面白さに魅了されたことから、さらにこの領域を味わい尽くすべく、現在、認知科学コーチングを勉強しています。


一ミリも働きたくなかった自分

仕事はつまらないものと、勝手に一人で思い込んで生きてきました。

12年前の就職活動では、「一ミリも働きたくない」という気持ちと、「せっかく受験を頑張ったのだから、ブランド企業に入らないと意味がない」という思いがせめぎ合いながら、ただただ惰性で就職活動を行い、リーマンショック前の最後の売り手市場だったにも関わらず、なんと50社以上に落選。

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こんな味噌っカスな自分でしたが、ありがたいことに生命保険会社1社から内定をいただけました。


「せっかく拾ってもらえたのだから絶対このご恩を返そう!」



残念すぎるのですが、味噌っカスな自分は全くそうは思えず、

人気企業に内定をもらえた友人を羨み、入社してからも完全にふてくされ、毎日鬱々としながら、とにかく早く帰ることだけを目指して仕事をしていました。

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長くなりそうなので、その後は省略(笑)


仕事は実は楽しかった

社会人4年目の年に、「自分がやりたいのは教育だ」という謎の確信から、社会人教育事業を行う学校法人の研究所へと転職。
(生命保険会社でロクに仕事をしていなかったため、転職活動は困難を極め、ここでも40社以上に落選。在職中に内定をもらえず、次が決まらず退職することになり、第一子誕生直後にニートにw)

学校法人では、自分の関心テーマである人材育成に深く関われたこともあり、初めて仕事が楽しいという気持ちを味わうことができました。

その後、31歳の年に急にベンチャー企業に飛び込んでみたくなり、転職活動をスタート。

しかしながら、生保→学校法人というthe保守のキャリアしかなかった31歳では、全くベンチャーの面接に太刀打ちできず、このときは60社落選という反対の意味での無双状態。

なお、このときも在職中に次が決まらず、懲りずにまた2ヶ月ニートに、笑。

路頭に迷いかけたところ、現職のスローガンに拾ってもらえたのが約4年前でした。

以降、ありがたいことに、現在まで2,000名以上の学生とのキャリア面談を行わせていただくなかで、対人支援の仕事が天職と思えるくらい好きだなーと、ようやく自分の生きる道が見つかった感じです。

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認知科学コーチングとの出会い

対人支援のスキルの一つとしてコーチングには元々興味があり、本を読んだり、実際セッションを受けてみたりしたこともあったのですが、あまり刺さらず、しばらく忘れていました。

ちょうど昨年の10月に、元同僚の野島さんの投稿で、認知科学コーチングを知り、一目惚れして入会を決断し、今に至ります。

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一目惚れした一番の理由はシンプルに「未来志向」だったことだと思います。

振り返ると、これまでの自分は完全に過去の延長線で未来を考える人間でした。

「あの人は過去にすごいキャリアを持ってるから、自分とはモノが違う人間だ」
「自分はこれまで大したキャリアを歩んできてないから、この先もこの位が限界だろう」

自分に対しても、他人に対しても、「過去によって未来が決まる」と、強い思い込みがあったのです。

しかし、「過去によって未来が決まる」という考え方って、基本的に「未来に制限」をかける考え方なので、まじで希望がないのですよね、笑。


そんな思い込みとオサラバし、

「自分に対しても他人に対しても未来の可能性を信じる人間でありたい」

本気でそう思えたので、認知科学コーチングの門を叩くことになりました。


ゴール設定

認知科学コーチングでは、クライアントと一緒にゴールを設定するのですが、

・現状の外側であること
・Want toであること
・複数の領域にオールライフで設定すること

という三原則があります。

「現状の外側」とは、現在の自分では絶対にできないゴールのことです。

通常は、時間が経過してそれなりに頑張れば狙いうるものをゴール設定することが大半かと思います。
しかし、認知科学コーチングでは、「道筋が見えるようなゴールは現状」と定義しています。


「現在の自分では絶対達成できないし、道筋もわからん」


そんな無謀とも言え、ともすると人から笑われたりするようなゴールを敢えて作りにいくのが、認知科学コーチングの肝なんです。

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またゴールは必ず自分のWant toで設定します。
Want toとは、その言葉の通りですが、その行為自体が好きで時間を忘れて没頭してしまうようなことです。

Want toの反対の概念がHave toです。
Have toは、「〜ねばならない。」のように外圧や他人軸でやってしまうことです。

コーチングスクール同期の栗山さんが、これ以上ないくらいキャッチーにまとめて下さっていて、勝手に引用させていただきますが(笑)、

Have to 承認欲求編(どう見られるか気になっちゃう!)
・褒められたい
・良い〇〇(上司、部下、先輩、後輩、パートナー、親、子ども、etc)だと思われたい
・優しい人だと思われたい
・立派な人だと思われたい
・頭が良い人だと思われたい
などなど
Have to 自己犠牲編(他人に私の人生の主導権あげちゃうよ!)
・あの人を支えたい
・あの人を養いたい
・あの人の役に立ちたい
・あの人の幸せが私の幸せ
・あの人のためなら我慢できる
などなど
Have to 自己投影編(過去に縛られ続けよう!)
・過去の自分を救いたい
・過去の敵にリベンジしたい
(昔、自分が〇〇で苦労したからあの人を助けたいとか、自分が〇〇で辛かったからあの人を救いたい、みたいな発想)

これらは、全てHave toと考えます。
※栗山さんのnoteはこちらから

これを見てドキッとした方も多いのではないでしょうか。
やりたいと思っていたことも、実際はHave toであることが大半なのです。

何を隠そう、私もかなりHave toにまみれた人を送ってきています、笑。

恥ずかしいことに、勉強も部活も受験も仕事も、ほとんどが他人の評価や、自己投影ドリブンで行ってきました。

承認欲求や自己投影が頑張れる原動力となることもあったのですが、これって全くもって長く続かないのですよね、、

Have toで一瞬頑張れたけど、大体どこかで頭打ちとなってしまったことが沢山あったからこそ、Have toを辞めてWant toで生きるという考え方に、心底共感できた気がします。

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Want toで生きること

認知科学コーチングを学ぶ中では、何よりコーチ自身の自己適用が重要です。コーチもオールライフで現状の外のゴールを常に設定し続けます。

私も「3月のフルマラソンに出場し、サブ4(4時間切り)で完走する」というゴールを設定しました(ここでも宣言してしまった。恐怖しかない w)

フルマラソンは初出場、準備期間2ヶ月、4年前にアキレス腱断裂して以来、ロクに運動してない、と結構険し目なゴールなので、「出来なかったら恥ずかしいな、、」と当然ヒヨりましたが、「えいやー」でゴールを設定してしまってからは、面白いことに日々の時間の使い方が激変しています。

before:二週に一度ジムに行く程度。簡単な筋トレと1㌔走って終了
after:週5でジム通い、筋トレと5㌔ランが日課に


これがゴールの力なのか、、、

驚き


しかもめちゃくちゃしんどいな、、という気持ちで日々走ってるのではなく、自然とゴールの引力によって力が引き出される感覚なんです。

副次的な効果として、どんどん健康体にもなってきています。

肩こりもなくなり、身体も引き締まってきました。体重も高校時代と同じくらいまで下がり、なんとカラダ年齢は24歳に、笑。

ゴール設定前の自分は、「今週は忙しいから。。」「家族に負担がかかるからやめておこう、、」などと、あの手この手でジムに行かなくて良い理由をクリエイティブに発明していましたが、ゴールを置いてからは走らない方が気持ち悪く、見事にコンフォートゾーン(慣れ親しんだ状態を維持する力)がお引越しされました。

こんな感じで、やりたいと思った気持ちに蓋をせず、(もちろん怖いけど)現状の外のゴールを設定してみちゃって走る、ということに味をしめてしまうと、「過去の自分がどうか」とか「今の自分でできるのか」とかは一切考えずに、更にあれもこれもやってみたいと、どんどんWant toが湧き出てきて、未来の自分がどんどん楽しみになってくる。


「やりたいこと、やったもん勝ち」


ですよね、人生。

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最後に

生きがいである対人支援を通じて、自分のモノサシでWant toに生きたい人をサポートできるコーチになるべく、現在認知科学コーチングを絶賛修行中です。

もし認知科学コーチングをもっと知ってみたい!と思われた方は、スクール同期の家田さんが、書籍にできるくらいのウルトラリッチな記事を書かれているので、是非こちらをご参照ください。


次回は、認知科学コーチングの解説記事を書きたいと思います。


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