見出し画像

欠乏感でなく充足感から出発する

欠乏感とはまさに「今の自分には○○が足りてない」のような気持ちのことです。

○○に入るのは、チャレンジやスキル、実績、努力、マインドなどであることが多いと思います。

「今の自分は○○が足りてない!だから必死こいて○○を埋めなければならない!」

そんな気持ちで頑張ったことは僕自身数え切れないくらいあります。

学生時代の勉強やスポーツはもちろん、モテたいがために髪型やファッションに気を使ったり、社会人になってからは当然成果やキャリアアップのために頑張りました。

欠乏感を原動力にして頑張ったことが実を結んだこともそれなりにありました。そしてそれは成功体験として自分の無意識の行動パターンとなっていきました。

しかしある時から欠乏感を原動力にすることをすっぱり辞めようと思いました。

僕は人間の最も強い欲求の一つは「他者から愛されたい」ではないかと思います。

そしてこの欠乏感の奥には

「今の自分のままでは愛してもらえない。しかし○○を得ることで愛してもらえる!」

そんな切実なる願いが込められているのではないかと感じます。

「今の自分には○○が足りてない」

この言葉に悪い印象を持つ人はほとんどいないでしょう。むしろストイックで努力家な感じがして好印象です。

「今の自分のままでは愛してもらえない」

一方こちらはどうでしょうか?
自己愛が欠損していて結構辛く感じますし、不安や恐れでいっぱいに見えます。

「今の自分には○○が足りてない!」という欠乏感を原動力に頑張るのが辛い、うまくいかないなと思った方は、「今の自分は充分である」という充足感から出発してみるのはどうでしょうか?

「充分である」に抵抗がある場合は、「充分に色々なものを受け取ってきた」と自分以外の人や環境に思いを馳せてみるのがオススメです。

親、ご先祖様、家族、これまで関わってくれた沢山の人たち、今自分が住んでいる家、使っているもの、生活インフラ、それらを生み出してくれる人たち、そんな人達や環境から受け取ってきた沢山の恵みを実感するだけで、自然と力が湧いてきます。

欠乏感にまみれている状態はものすごく孤独で不安ですし、基本的に自分のことしか考えられません。

そんな弱々しい状態で頑張ろうとするよりも「充足感」から出発することで多くの人や環境から勇気をもらう方がきっと力が湧きやすいのではないかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?