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気に入った筆記具で日常を刻み込む

去年の秋くらいから、ひさしぶりに手書きの日記をつけはじめました。きっかけは、というと、よく覚えていません。なんか思いたったんです。はじめたときは、ほんとうにこれ続くかなあ、と思ってたのですが、案外、いまもまだ続いています。

書く内容はなんでもいい、とか、1日くらいは遅れて書いてもかまわない、とか、書くのが重荷になるようなことにはハードルをなるべく設けないようにしました。代わりに、自分の気持ちを上げるようなことはいろいろこだわっています。

その一つが、道具。筆記具は、20代の頃から使い続けている万年筆に、お気に入りのブルーブラックインクを詰めて。書くのは、モレスキンのラージ、ハードカバータイプ。1日に1ページ、ゆったりと行間をあけるために、1行おきに書きます。書きたいことが多い日でも、なんとか1ページに収めます。書き足りないなあ、という気持ちが、次の日にまた書こう、という気持ちにつながるように思っています。

あとでこの日記を読み返すことはないかもしれません。けれど、それはどうでもいいのです。気に入った道具たちで、その時々の自分の気持ちを紙に刻み込んでいく、そういう行為そのものに意味があると思うのです。


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