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#1 危なっかしい計画~始まりの2017年 夏 vol.1

クニラ(筆者)はかなり臆病だ。
と言うより、頭の中で結果を想像してしまい、
それで何となく分かったような気になり、行動することをせずに生きてきた。

これから書く記事は、クニラが如何にして日向坂46の熱狂的「おひさま」と化していったかを綴った記録である。

【2015年 冬】
クニラが妻に家を追い出され、実家に戻った事から始まる。

実家に戻ってからというもの、眠れない日々が続き、10年以上観ていなかった深夜番組を意味もなくザッピングするようになっていた。

その中の1つに「欅って、書けない?」というアイドル番組があり、なんとなく観始めた。
最初のうちは内容も頭に入らず、ただ漠然と、テレビ画面を眺めていただけだったのだが。。。

【2016年 秋】
人間というのは不思議なもので、ただ漠然と観ていただけなのに、漠然とではあっても、流石に1年も観ていると、少しずつメンバーの名前を覚える。
そして、ついに、アイドルグループ最難関の顔と名前が一致。
そして、それぞれのキャラクターを理解していく。

そのうち毎週観るのが楽しみになるだけでなく、
過去を遡って観返し、姉妹番組の「乃木坂ってどこ?」「乃木坂工事中」すらも観始めるようになっていた。

ただ、ここまでは良くある話だ。
まだ、いや全然、一線は越えていない。
ファンなどと言えるレベルではない。

ファンへのSTEPとは大きくて別けて以下のとおりである。

STEP1
冠番組を欠かさず観る(無料)

STEP2
楽曲を買う(有料)

STEP3
ライブに行く(有料)

STEP4
握手会に行く(有料)

まずSTEP1とSTEP2の間に少しハードルがある。
無料と有料のハードル。
ただ、そんなに高くはないハードル。

STEP2とSTEP3の間のハードルは低いようで、実は高い。
なぜならアイドルグループのライブに行くには、時間と手間と、なにより運が必要だからだ。
衝動で楽曲は購入できるが、ライブに行くには、それなりの準備が必要であり、そこには「行く」という意思がなければならない。

STEP3とSTEP4の間のハードルは高そうだが、実はそんなに高くない。
ライブに行くのと差程変わらない。
変わるのは払う金だけだから。

そう。真のファンと言えるのはSTEP2からSTEP3の高いハードルを跳び越えてこそなのだ。

クニラは今までアイドルグループなどに興味を持った事などない。
オルタナティヴ・ロックしか聴かない(笑)

そんなクニラが遂にその高いハードルを飛び越える日が来た。

そんな2017年の夏の話。

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