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#34 お見立て会~2018年 初めての冬

「お見立て会」とは、坂道グループに新メンバーが加入した際に行われる新メンバーのお披露目である。

簡単に言えばファンが推しを決めるためのショーケース。
青田買いとでも言おうか。

まずは各々の冠番組で紹介があり、その後にこの「お見立て会」で各々が自己紹介や特技を披露する。

「お見立て会」の半年後に「おもてなし会」を行い、そこでパフォーマンスを披露するのが坂道グループの流れとなる。

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「お見立て会」に参戦するファン層は、かなりのコアなファンであり、熱狂的である。
まぁ、物好きである事は間違いない。

何故なら、まだ商品として海のものとも山のものとも分からない荒削りなアイドル達を、わざわざ金を払って応援しに行くのだから。
とは言え、チケット代は1000円レベルだけども。

ただ、やはり「お見立て会」から参戦すると言う事は、推しとして、それだけ思い入れが違うと言う事。

この日、クニラは初めて「お見立て会」に参戦した。

乃木坂は範囲外なので除くが、欅坂1期生の「お見立て会」は、まだその頃はファンではなかったため不参加。
ひらがな1期生も同じ。
ひらがな2期生は、間に合ってはいるが「お見立て会」をやったのかは不明(たぶんやってない)
そして、この年の2月に行われた、ひらがな2期生の「おもてなし会」は抽選にハズレて行けなかったと言う経緯です。

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さてさて「お見立て会」
欅坂2期生とひらがなけやき3期生の合同お見立て会となる。

クニラのお目当ては特になく、ファンとして「お見立て会」に行きたかったと言うのが参戦の理由。

この当時は既に「漢字欅」よりも「ひらがなけやき」をメインに応援していたので、強いて言えば、「ひらがなけやき」に、1人で加入した3期生の上村ひなのの応援と言ったところだろう。

そう考えると、クニラは上村ひなののライブ(フェスは除く)をデビューから今まで、全て観ている事になるんだなぁ。

トークは取っているけど、特に推しじゃないので、勿体ないと言えば勿体ないよね(何が?)

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新メンバーにとって「お見立て会」とは、客前での初パフォーマンス披露である。
ここで爪痕を残す事が、今後のアイドル活動への弾みに繋がるのだ。
(既に田村、武元、松田は音楽番組でアンビバを披露しているが)

アイドルとは残酷な職業である。
人気こそが正義であり、絶対なのだから。
故に、この「お見立て会」から勝負が始まっている。

いや、既にオーディションの段階で1回戦、次に冠番組の出演で2回戦は終わってしまっている。
この「お見立て会」で披露する楽曲でも、当然フォーメーションは組まれており、そこでもセンターやフロント、2列目3列目と序列が出来ているのだから。

ましてや「お見立て会」でのグッズの売れ方でも差がついてしまっている。

だから、この「お見立て会」は3回戦であり、1回戦2回戦での敗者には、何としてでも爪痕を残したい、負けられない戦いだ。

彼女達には冠番組と言うメディアもあるので、そこでの戦いも重要となるのだが、それとは別に、ステージ映えと言うアイドルとしての絶対的な武器が試される事となる。

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開催場所は日本武道館。
初ステージが武道館とは運営の気合いの入れ方が違う。

クニラの座席は上手側の2階席。
周りの客は、あちらこちらで坂道に関するマニアックな話をしている。
主な話題は、次の日に同じ武道館で開催される「ひらがなくりすます2018」の事が多かった。

なんてったってクニラも初めて「お見立て会」に参戦するので、どんな感じなのか、まったく分からない。

当日のプログラムはこんな感じ。
1.メンバーの自己紹介。
2.握手会の抽選会。
3.ミニライブ。
4.握手会。

クニラのお目当ては当然ミニラとなる。

特に煽りもなく客電が落ち、MCが登壇。
なんだかヌルッとした感じで始まる。

MCは「レコメン」のオテンキのりさん。
会場で知らない人はいないのが凄い(笑)
適任だわ。

そして1人1人呼ぶ込む形で、自己紹介と特技を披露していく。

クニラが覚えているのは上村の「早歩き」ぐらいだなぁ。
森田は小さいので印象に残っている。
あれ?和太鼓叩いたのかな。。。

まぁ、誰が出てきても、会場は大盛り上がりになる。
それが優しさと言うものだ。

そして、握手会に参加するための抽選会。
メンバーが抽選箱から抽選番号を引き、当たれば握手会に参加できる。
抽選番号は入場時に事前に配られている。

これです。
(初めて画像を貼ってみる)


結果はハズレ。

クニラは当時、握手会に行った事がなかったので、当たったらどうしようとメチャ緊張した。
本音を言えばハズレて良かったよ。

今でもそうだが、握手会もミーグリも申し込んで、結構当たるのだが、かなりの確率で干している。
人見知りのクニラからすれば、握手会もミーグリも高カロリーであり、嬉しいとか楽しいとかよりも疲労の方が大きいためだ。
こんなにライブには行ってるのに、もう!クニラは内弁慶過ぎるわ(笑)

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さて、いよいよお目当てのミニライブ。

【セトリ】※カッコ内はセンター

1.OVERTURE
もちろん欅坂のです。
クニラは今でも世界最強と思っている。
どこでも、これが流れれば、バカみたいに盛り上がる。

2.サイレントマジョリティー(藤吉)
今では藤吉推しのクニラだが、当時は何とも思っていない。どころか、どちらかと言えば嫌いな方だった。

この日もセンターが藤吉で、少しガッカリした記憶がある。
藤吉の「平手臭」が鼻に付く感じ。
別に藤吉が悪いのではなく、運営に対しての嫌悪感があった。

確か上村は裏センターで、よく長濱ねるがやるポジションだったので、これも運営に対して呆れた。
(上村は長濱の再来と言われていた)

この当時、「漢字欅」も「ひらがなけやき」も過渡期であったのにも関わらず、運営は、まだ変な夢を見ているのかと思ってしまった。
(2匹目のドジョウ的なね)
そもそも、この欅坂2期とひらがな3期の「お見立て会」こそが過渡期の証明であったのに。

それにしても不思議なものだ。クニラも今では藤吉推しなのだから。
この当時から藤吉を推している方には、申し訳ないとすら思う。

3.誰よりも高く跳べ!(上村)
上村をセンターにして、この曲をやると言う事は、この時点で「漢字」と「ひらがな」は対等と言う認識だ。
いや、少なくとも「ひらがな」に配慮したと言う事。
クニラの過去記事にも諸々と書いたが、この時期は、完全に「ひらがな」のシングルデビューが想定されている。

今では櫻坂メンバーが「誰跳べ」を披露すると言う貴重な場面となるのだが、それ以上にセンターの上村が光輝いていたのは印象的だった。

4.W-KEYKIZKAの詩(藤吉、上村)
んー、特に印象はない。

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最後にセンターを務めた藤吉と上村のコメントがあり「お見立て会」は終了。

抽選に当たった人は、その場に残り、握手会に参加するが、ハズレた人は退場する仕組み。

クニラはハズレたので、とっとと退場した。

それぞれが、一生懸命、自己アピールをしていたが、今、思い出しても、ほとんど覚えていない。
その場で爪痕を残す事は出来ても、その後、長く印象を留めるのは至難の技なのだ。

この中でも上村ひなのは印象に残っている。

それは、もちろん「ひらがなけやき」唯一の新人であり、また、たった1人で加入したからなのだが、ただ、それ自体が「もっている」と言う事なのだから。

一応、クニラのお目当てでもあったので、評価は贔屓目でもあるし、1人だけスカートの色が違うから、目立つのも否めない。

しかしなが、それを差し引いても、上村が、この日放っていた光は、欅坂2期生全員を凌駕していたと思っている。

その放つ光は、この先に待ち受ける欅坂の行く末と「ひらがな」の跳躍を暗示していたのだろか。

おわり。

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