#29 日向坂で会いましょう「自画自賛名場面オンエアバトル!(1)」感想
かなりの変化球を投げてきた。
それもキレのある変化球てはなく、ナックルのような特殊な変化球だ。
今週の「ひなあい」の話である。
オードリーが2人ともコロナでお休みと言う事で、おそらく4週分は、この変化球が続くのだろう。
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オードリーの代役MCはハマカーンの浜谷が務める。
時間的制限がある中でのキャスティングとしては、かなりベストなタレントを引けたのではないだろうか。
浜谷は伝説の「BBQ」企画でのMCを務めており、また、オードリーと同じ事務所でもあるので、「おひさま」にも「リトルトゥース」にも馴染みがある人選である。
浜谷のMCは、進行も安定しているし、コメントの拾い方もそつがない。
クニラ的にはもう少し売れても良い芸人だと思っているのだが。
おそらく、「ハマカーン」のターゲット層がズレているのでないか?
まぁ 良い。
余談だが、オープニングで、パネルの若林に浜谷がアテレコした際に「あにょ~」と言ったのは、オードリーの憑依ネタで、若林と春日の魂を入れ替えた時に、若林になった春日が言った台詞である。
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さて、今週の「ひなあい」は「自画自賛名場面オンエアバトル」と銘打って、自分が出演した2021年名場面のオンエア権を懸けて競う企画。
前半戦と後半戦に別けて行われる。
前半戦の参加者は潮、加藤、齊藤、美玲、河田、富田、松田、宮田、上村、髙橋の10名。
今回、松田がショートカットにしてから、初めての「ひなあい」収録なのだが、当然、浜谷には分からないので(逆に分かったら怖いが)その事には触れられず、リトルヤホスには少し残念であろう。
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各々がオンエアしたい名場面を挙げる。
潮「新キャッチフレーズ」
加藤「初めての若林さんの○○になった日」
齊藤「とっておきの全カットシーン」
美玲「養命酒」
河田「おみそしるコンビ」
富田「タイマン寿司ワゴン」
松田「笑顔対決」
宮田「鹹豆漿(シェントウジャン)」
上村「シャンプーのCM中生まれたあの名言」
髙橋「タイマン」
春日1人MCだった時の企画が2つもある(笑)
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オンエアを懸けて競うバトルは「ひなあい関係者掘り下げクイズ」
と、言う名の大喜利(笑)
そして、掘り下げる「ひなあい関係者」を何も知らせずに前室で待機させ、モニタリングするプチどっきり形式で紹介。
その関係者は「どきどきキャンプ」の岸学。
昔からの「がな推し」「ひなあい」ファンなら岸が「ひなあい関係者」と言う事を知っているが、最近視聴し始めたファンは馴染みがないかも。
そもそも岸学が誰なのかを知らない可能性もある(笑)
まぁ、リトルトゥースなら当然知っている。
岸もオードリーと同じ事務所であり、「ジャックバウアー」のネタで少しブレイクした芸人である。
元々、「どきキャン」は佐藤満春が「じゃない方」芸人であったのだが、いつの間にか逆転してしまった。
特に「ひなあい」では顕著だ。
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冒頭で「変化球を投げてきた」と書いたが、MCの浜谷はまだしも、更にゲストが岸と言う布陣を変化球と言わずして何を変化球と言うのか(笑)
深夜番組とは言え、2022年現在で、この布陣での番組はチャレンジだ。
オードリーの急な欠席ならば、それをフォローするのが所属事務所なので、同事務所から出すのが筋であり、所属事務所としても他事務所に仕事を渡したくはなく、ましてや「ひなあい」との関係性を考えれば、サトミツがベストなのだろが、企画としては無難過ぎる。(サトミツは今では売れっ子なのでスケジュールの問題もある)
故に浜谷、岸と言う変化球になったのだろう事は分かる。
実は、その事により、日向坂の負担がかなり高くなっている。
これは番組としてのチャレンジでもあるが、何よりチャレンジなのは日向坂の方だ。
いや、試されていると言っても過言ではない。
浜谷や岸が出演していた2019年頃とは大きな違いがある。
それは、今や日向坂の方が彼等より売れていると言う事(笑)
日向坂にとって、この状況は初めての経験ではないだろうか。
言葉は悪いがMCもゲストも売れ方としては自分達より格下を相手にしなければならない。
1つ間違えれば嫌味に映る状況も考えられる。
例えば春日に対しての「ウケない」「キモい」等のイジりは、春日が売れているが故に嫌味にならない。
それはアンガ田中でもノブコブ吉村でも同じだ。
対して、それを岸にした場合は嫌味になる可能性がある。
現に、岸が出た時に「キモい」等のガヤがあったが、若干、笑えなかったのは確かだ。
他にも富田が浜谷のポイントの与え方を少しイジったが、これも微妙な感じだった。
日向坂にすれば、浜谷も岸も大先輩であり、自分達が格上なんて微塵も感じていないだろう。
だからこそ、普段通り(オードリーに対しての)のコメントや接し方をしてしまうと、日向坂がマイナスとなってしまう。
そこを上手く立ち回れるのかが、今回試されているのだ。
今後、外番組でも、このような状況が増える可能性があるので、良い機会ではあるが。
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制作は、そんな状況を知ってか知らずか、はたまた日向坂への大試練のつもりか、敢えて岸学をありのまま出演させた(笑)
そして、クイズの問題もえげつない(笑)
〈第1問〉
「岸が番組に呼ばれない本当の理由は?」
凄い問題だ(笑)
ある意味「メタ」的だが、制作の岸に対しての愛を感じる。(フォローとでも言うべきか)
潮が「これ大喜利じゃないですよね?」とコメントしたが、これを大喜利にしなかったら悲しすぎるじゃないか(笑)
大喜利は、各々、良きラインの解答。
強過ぎず弱過ぎず(やや弱い)
上村のフリップの出し方に努力を感じる(笑)
正解は「サトミツが日向坂に肩入れし過ぎた為、岸を呼びづらくなった」との事。
意味が分からん(笑)
〈第2問〉
「普段、山登りをしないくせにカッコつけて言った一丁前なアドバイスとは?」
正解は「山は登りは大丈夫だけど下山に事故が多いから気をつけて」との事。
髙橋が正解したが、大喜利は全体的に弱かった。
ただ日向坂の顔芸が観れたので良し。
〈第3問〉
「2022年現在、岸の1番の悩みとは?」
正解は「ズボンの裾の紐が取れちゃった」との事。
本当にどうでもいい。
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オンエア獲得は髙橋の「タイマン」
3期生VS1・2期生の中のドッジボール対決の場面をオンエア。
単純にこれだけで面白いのだから、何本かVTRを観ながら、それをメンバーが解説するだけでも良かった気がする。
そこを敢えて岸投入で大喜利企画にした理由は、やはり制作の愛のムチと理解すべきか?
「内さま」でもそうだが、日向坂に対してカロリー高めの設定を与え続ける制作陣である。
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【今週のMVP】
該当者なし
今回の企画、やはり日向坂も少し遠慮気味ではあった。
そう考えると、春日しかいなかった回は、皆、伸び伸びしていたなぁ。