KUNIO

ゲームボーイで音楽をやります。 https://soundcloud.com/masu…

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ゲームボーイで音楽をやります。 https://soundcloud.com/masuo-yamamoto?ref=twitter&p=i&c=1

最近の記事

松屋みたいな音楽

誰しも ・大切に聴きたい音楽 ・割と好きだけど適当に聴くくらいでいい音楽 の2種類があると思う。 後者はアーティストご本人の前で公言するような事では無いけど、そういう接し方の音楽があっても良いに決まっている。 インターネット以前の昔で言うと、「CDは買わないけど、テレビで聴けたら嬉しい」とかそういう音楽というか。 Spotifyとかのサブスクは、そういう「割と好きだけど適当に聴くくらいでいい音楽」を、YouTubeにわざわざ行く事もなく、以前よりグッと身近な存在として自分

    • メチャクチャ気持ちいい10の話

      僕は小中高と図工や美術で賞状をよくもらっていた。と言っても、すこぶる絵が上手かったというタイプではなくて、他の人と違う視点で描いたりと、いわゆる『変化球を投げる』のが好きだったため、今にして思えば先生が選考しやすかったんだと思う。 そんなわけでその手の賞状を貰いまくり、図工美術の成績はずっと5、高校は10段階なので10だった。 ところが万年パーフェクト図工美術人生は高2で急にストップする。高2の美術の先生は「よく芸術を志したなあなた」と言いたくなるほど自分自身の持ち味が無

      • M-1好きに対して強めの安心感を持っている話

        僕はお笑い賞レース『M-1グランプリ』を本当に好きな人には、ヤバイ人が紛れてる可能性が低いと考えていて、ある程度安心して接する事ができる。 ここで言う『ヤバイ人』と言うのは、例えば『市役所で開口一番怒鳴り散らしてる上下薄グレースウェットの人』とか、『飲み終えたスタバの紙コップを缶ゴミ箱に捨ててフタする人』とか、なんかそんな人達の事を指している。 もちろんM-1好きにもヤバイ人がいないわけは無いけど、『ただ無造作に集めた1000人』と『M-1好き1000人』では、圧倒的に後

        • 下手すりゃ半年練る

          小学1年生くらいまでの子供にとって、信用してる大人の言葉は100%真実と言っても良いと思う。少なくとも自分には確実にそうだった。 幼少の頃『ねりあめ』という駄菓子が好きだった。 色付きの水飴である。 ある日親の前でこれを喰らわんとしたところ、母は僕にこう言った。 「水飴は練れば練るほど美味しくなるよ」 これが母にとっては、正しい水飴のお作法を伝授したに過ぎないのは今となっては明白だが、 アホすぎる幼少の僕にとっては 練れば練るほど美味くなっていく、つまり練り続ける事

        松屋みたいな音楽

          鰻重が好きだ

          どう考えても鰻重が好き。炭火で焼かれたタレの煙をまとったあの感じ、米、タレ、味、匂い、何もかも自分の好みに訴えかけて来るのが僕にとっては鰻重。そういう好みを持って生まれたらしい。 で、最近音楽の好みもそんなふうに分類できると気付いた。自分の場合を具体的かつ大雑把に言うと、80年代の歌謡曲は自分にとって鰻重と同じレベルの魅力で迫って来る。 鰻重の匂いにあたる気がするのは、まず当時の流行りのミックス具合、あとは使われてる音色、もっと言えば当時の最新のシンセとか。 鰻重の味に

          鰻重が好きだ

          ジャイアンの左耳は削げ落ちた事があるかもしれない

          映画ドラマ漫画アニメ、たまに歌も、もうなんでもですけど、作者本人がどう思おうが何だろうが、作品が作られた瞬間に、そこにはその作品の中の世界があって、描かれてない場面が存在している、という考え方を自分は昔からしている。 例えばクレヨンしんちゃんで、カレンダーが8月7日になってる話があって、その次の話ではカレンダーが8月12日になっていたとしたら、そこには作者も知らない4日間が有るというやつ。 別にその空白を想像して楽しむとか、そう言うのをやる事無いんですけど、世界観が生まれ

          ジャイアンの左耳は削げ落ちた事があるかもしれない

          ジジイなので白米の進む音楽を食べたい

          よくわからないけど 敢えて言葉にするなら 切ると断面に 「人間が作りました!」って書いてあって 甘辛いニンニク醤油ダレが少し焦げた香りと ホカホカの湯気が立ち込める 白米が何杯も食べられるような音楽 が僕は好きで それは例えとしては非常にややこしいんですが ミッシェルガンエレファントみたいな 男らしい音楽だけに限った話ではなく 極端な所ではショパンの『別れの曲』もそれだし CAPSULEのCUTIE CINEMA REPLAYもそれ 僕が好きな音楽は とにかく米が進む

          ジジイなので白米の進む音楽を食べたい

          ガチの実話のお化けの話

          うちの静岡の田舎の実家は寿司屋だったんですが、隣は精肉店で、ご夫婦が経営していた。お子さんはいらっしゃらなかった。旦那さんが先に亡くなり、しばらくして奥様も後を追うように亡くなってしまった。 建物はそのままリフォームされ、ごく普通の家になった。 しばらくしてご夫婦が越して来た。 ある日そのご夫婦がうちの寿司屋に来て、うちの親父に「越して来たばかりですが、実は2人揃ってお化けを観てしまい、引っ越しを考えています」と話した。 聞けばそのお化けはくっきりとした姿形で屋根裏部屋

          ガチの実話のお化けの話

          加齢と流行とお前の成長の話

          「もう年齢的に流行についていけない」 ってよく言うけど、誤解を恐れずに言えば「成長したから狙い撃ちされてないだけ」に他ならない可能性がある。 全ての人には当てはまらないけど、若い頃は強弱の違いこそあれど同調圧力がそこかしこに張り巡らされた世界で20年強生きる事になる。 1番わかりやすいのは幼稚園・保育園・小学校〜大学、場合によっては職場という感じだと思う。 早々に自分の趣味嗜好の進む道を見つける子もいるけど、それはごく稀な話で、周りの同級生や友達の流行りに取り敢えず乗っ

          加齢と流行とお前の成長の話

          俺にはSASUKEしかないんです

          Mr.SASUKEこと山田勝己さんはこのセリフをちょいちょいイジられがち。でもこれは割と茶化してはいけない側面が有ると思う。 山田さんの自宅SASUKE仕様改造や、日々のトレーニングから見るに、『山田さんにとってのSASUKE』は『さかなクンにとっての魚』的な物であろうことが推測できる。 さかなクンは魚により知識欲や食欲、また食への興味も満たし、交友関係も生まれ、仕事もプライベートも大充実している。 一方の山田さんはSASUKEを仕事にしているわけでは無いが、さかなクン

          俺にはSASUKEしかないんです

          うまいものが背負う期待

          「有名な◯◯は言うほどうまくなかった」は非常に良くあるし、自分もよくなる。 思うに『ロック』と同じくらい『うまい』には種類があって、その種類の豊富さゆえに「言うほどうまくなかった」が発生するんだと思う。ある種の齟齬が起きている。 うまいの種類は今思い付くだけで5つある ①そのメニューが出せる限界を超えてうまい ②そのメニューの中では超うまい ③そのメニューの中ではうまい部類 ④定期的に食べたい安心するうまさ ⑤昔から食べてるから“うまい”が魂まで染みている 人間やは

          うまいものが背負う期待

          今見た夢

          ドナルドダックのアニメを観ている。 高級なソファーを何個も横に並べたような長いソファーをドナルドが買って貧乏な夫婦にプレゼントする。 しばらくして夫婦の家を訪ねるとソファーのランクが下がっている。夫婦はソファーを売り、ランクを下げていた。でも凄く幸せそう。 気付くと原宿キディランド限定の小さな包丁のガチャを持って、原宿キディランドに来ていた。 よくわからないけど隠し機能が発表されて、そのガチャマシンで研ぐ真似をすると光る事を知ったのでそれをやりに来た。でも光らない。 研ぎ方

          今見た夢

          The Beatles の LOVE が好き

          一部のビートルズファンが嫌う企画盤アルバム『LOVE』が僕はめっぽう好き。 どんなアルバムかというと、 「ビートルズのレコーディング素材は全部使って良し。それらを使って曲をドレスアップしたり繋げたりして、新しいビートルズサウンドを作りましょう」 という感じ。感じっていうかまあそういうやつ。 禁断の果実的な側面を持っているだけに納得しないファンがいるのも無理はない。 だが好き。もう冒頭から好き。 4人のアカペラハーモニーに、鳥のさえずり、鳥の羽ばたき、虫の飛行音がわずかにミ

          The Beatles の LOVE が好き