見出し画像

フィンランドの夏

もうすぐ夏至がやってきますね。
フィンランドでは「ユハヌス」と呼ばれています。

5月も中旬になり、一斉にライラックが咲き始める時期になると、
「もうすぐ夏がやってくるよー」と嬉しい気分になるのですが、
夏至を迎えると「本格的な夏がはじまる!」という気持ちになります。

6月はフィンランド語で「ケサクー」と呼ばれていて、
まさにズバリ、そのままに「夏の月」です。

この時期から夏休み休暇を取る人も多く、
フィンランドの国全体に、夏休みモードが充満しはじめます。
仕事をするよりも、太陽の光を十二分に浴びて、
この美しい時を満喫したい!というウキウキとした気分が
人々に満ち満ちています。

夏の間は、太陽の日照時間が長く、
夜中の12時過ぎまで明るいので、
活動時間もたっぷりあります。

この時期は、
普段は日曜日も営業していたスーパーも
完全に日曜日は営業しなくなったり、
夜間運行していたはずのバスが無くなっていたり、
室内プールは夏の間は閉鎖されてしまいます。
室内のプールで泳ぐより、湖で泳ぐ方が気持ちが良いので、
利用者がいないからなのでしょう。

無駄な時間が出ないように、
効率よく働くのが良い!
みたいな概念を身に付けてしまっていた私にとっては、
13キロの道のりをはるばる運転してやってきたのに、
(家から一番近くのスーパーでした)
スーパーが閉まっている現実に直面して、
フィンランドの夏がやってきたのだと
改めて実感させられたのでした。



読んで下さってありがとうございます! 「スキ」ボタンを押して頂けたり、SNSでシェアして頂けると嬉しいです。