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私的グループレッスンの組み立ての思考① レッスンテーマの決め方

桜の開花とともに、様々な花が一気に飛び出してきている今日この頃。


年度末のおかげなのか、これが平常運転なのか、もはやわからなくなってきましたが、相変わらず慌ただしく頭がフル回転で過ごす日々。


ここ最近では、Wacoalさんとαステーション(京都のラジオ局)の番組に出演させていただいたり、


Wacoal Study Hallさんのオンライン講習をさせていただいたり、


先日はゴルフネットワークさんの番組の撮影があったり(「ゴルトレ」放映は30日の夜中3時からだそうです)


仙台で活躍するパーソナルトレーナー&A-Yoga Movement Coachの門間昭さんとのインスタライブで痛みについて話したり、


昨夜もClubhouseで痛みについて話したり(痛みの科学、痛みを学ぶNoiのExplain painのオンライン講習が5月22日(土)、23日(日)とオンラインライブで開催されるのでそのお知らせもかねてです!)

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間に移動があったり、京都で開催中のA-Yoga Movement Coachのオンライン講習が入ってきたり、なんだか相変わらずのバタバタ感ですが、そんな毎日の中に、日々のお客様との会話、インスタライブやFBライブ、Clubhouseで話したりと、仲間たちとの会話が自分のやっていることにエネルギーをくれているのを感じます。


と、私がどれだけ計画性のない毎日を過ごしているか、、、はおいておいて、、、。


基本、マインドはアスレティックトレーナー(予防医学、予防的リハビリ、回復期リハビリ、機能改善、動作改善の専門)なのでプライベートレッスンが中心ですが、京都にスタジオをオープンして以来、定期的にグループレッスンを週に2~3本行ってきました。グループといっても、一人一人の状態を丁寧に見れる人数と決めているので、最大で8名。(最初のころは6名でやっていたなぁ)


Good Nature Station内のスタジオとKyoto MBM Laboのオンラインレッスンは、ヨガやピラティスのインストラクター、トレーナーやPTさんの受講が多く、よく聞かれる質問の一つは「どうやってレッスンの内容を決めているんですか?」というもの。そしてもう一つよく言われるのは「なんでそんなにいろいろなアイディアが浮かんでくるんですか?」というもの。


Kyoto MBM Laboで私のグループレッスンを受講してくださっている皆さんは、毎回異なるレッスンを受けている感覚を持ってくれているようですが、2度と同じ流れやシークエンスがない、、、という私のレッスン。


それをどうやって組み立てているのか?とあえて聞かれると、自分でも「さあねぇ~」(ぼる塾の田辺さん調に声を出してお読みください、笑)なのですが、、、あえてまとめてみようと思います。(長くなったらすみません)

まとまりがどうなるかわからないので、Q&Aで書き進めてみようと思います。


Q レッスンのテーマは決めますか?決めるのはいつですか?

A もしプログラムの名前に固有名詞(メディテーションとか太陽礼拝とか、腰、、、とか)入っていれば、それに沿ったものがテーマになります。Kyoto MBM Laboでは、基本75分のグループレッスンは「A-Yoga]としていて、その場合は内容はその時々で変わります。

そのテーマをいつ決めるのか、、、は、いくつかパターンがあって

① 受講者のリストを見て、だれがいるかによって動かすターゲットをイメージする(脊柱、肩関節、股関節、などなど)

② 受講者のリストを見て、共通している問題点があったらそれをテーマとする(ひざ痛、腰痛、頸椎のポジション、肩痛、慢性疲労、偏頭痛持ち、などなど)

③ 受講者のリストを見て、強化したい動きの要素をテーマとする(腕立て・プランク、スクワット、片足バランス、後屈、前屈、、、など)

④ 昨日の天気や社会情勢、今日の天気や季節などを考えて、それにあったと思うテーマを考える(急に冷えたので体の内側を温めるような内容、急に熱くなったので熱の代謝を整えるもの、季節的に暴飲暴食が多いので、胃腸系を意識したものなどなど)

⑤ レッスンがスタートして、受講者の人に「今日の調子はどう?」「何かリクエストありますか?」と聞いてそこから内容を考える。(昨日ねん挫した、、、ひざを痛めた、ぎっくり腰っぽい、おなかが張っている、ずっと座っていたので体が重い、、みたいな。基本うちの会員様は、からだを痛めたら、からだに不調があったらレッスンに行って動いて整える、、、と思っているので、昨日痛めたとか、今日痛めた、不調だわぁ、、とか言いながら参加して、帰るころには治った、、、といって帰っていく、笑)

⑥ 究極は、私が自分の体を整えたいので(大体の場合、疲労を軽減したい、時々ある肩の痛みや頭痛を軽減させたい、からだを休ませたい、、、など)それをテーマの入り口にして、みんなの様子を見ながらレッスンの内容を変えていく。


と、これだけでも6パターン、、、。

レッスンは生き物です、セミナーも生き物です、、、が信条なので、人が変われば内容も変わるから、常にそれに対応できるようにしている感じですかね。


なんでこんな風に考えているかというと、根底にあるのは、結果が出ないのが嫌だから。(最大の結果を出したいから)


事前にレッスン内容を決めて入って、その人たちに今必要なものを提供できないことで、得られる結果の質が落ちるのが嫌という個人的な満足度の関係かも、、、。


私たちは、知覚行為循環をベースに日々生きている。(動作学の3つの柱の一つ)

感覚からの感覚刺激の入力が、脳で過去の情報、その人の観念、ほかの感覚情報などなどが入り混じってプロセスされて、その結果として出力されたものが動きや感情、言語、非言語の状態となる。


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痛いも動きも感情も疲労も、、、すべてのものはあくまでも出力であり、どこかが痛いから、痛いものにアプローチをしたところで、結果は最大化は難しい(何かをするので、多少は変わるけど)


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大切なのは、今のその人がどういう状態であり、その状態に変化を生むには、どんな入力をすることができるか。そしてその入力による反応を丁寧に追いかけることで次の一手が見えてくる。


だからこそ、常に今の相手の状態を見て、相手の反応を見て、次の一手は何か、その人が経験できるものは何か、、、を考えて動きの提案をする。


私の役割は、現状を見て、それがなぜ起こっているのかを想像し、そこにどんな入力をすると、違う出力(結果)が現れるのかを考えること。そしてそのための提案をして、願わくばみんなが素直に私の提案を受け入れてくれて、それを体験・動きとしてやってくれること。


「えー、そんなのできないよぉ~」

「え~、そんなの嫌ですよぉ~」って言われたら、どうしようもない。


だからこそみんなが

やってみたい!

できるかも!

たのしそう!

なんだろう!

って思うことを提案し続けることが私の役割だと思っている。


と、考えると毎日レッスンをするなんて到底無理だし、パーソナルレッスンを1日最大5本とグループレッスン1本を1日にやるのが精いっぱい。


こうやって書いていると、なんてわがままなインストラクターだ、笑。

「基準は私の満足度にあり!それが満たされるためにはこれ以上レッスン増やさないよ、、、」って。苦笑(皆様ご理解いただきありがとうございます)


と、長くなったけど、この続きはまた次回!


そんなレッスンの考え方を皆様と共有する機会をヨガジェネレーションさんにいただいております「ヨガ動作学」


4月4日には、初めての実践編を大阪で開催します。

もちろん実践編の内容は、当日の参加者の皆様と作っていくので、何をメインにするか(前屈)は決まっているけど、詳細は当日考えることでしょう、、、。(つまり参加者の皆様との交流の質によって大きく変わる)


オンラインで開催の講義部分、実践編ともまだ空いているようですので、よかったらお申し込みください!

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ヨガ動作学基礎講座
オンライン|4月4日(日)9:30~13:30
https://shop.yoga-gene.com/program/29069/

大阪限定:スタジオで動作学を勉強しよう!
大阪|4月4日(日)14:30~17:30
https://shop.yoga-gene.com/program/32957/
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以下、ヨガジェネの担当者である米田さんが書いてくれた文章。

ヨガ動作学は、私たちが動作をしているメカニズムを学び、そして「感覚」を勉強することで、私たちが願う動作や結果を手に入れることができる学びです。「感覚」という目に見えないものを私たちは「勉強する」ことをしてきませんでした。

しかし、これまで色々な勉強をしてきたけれど、結果が変わらない、目の前の生徒さんに変化がない、と悩んでいる人にこそ受けてほしいと思います。
プライベートレッスンが主流になればなるほど、生徒さんはそのレッスンに変化や結果を求めます。常に、プロスポーツ選手のような結果を求められる選手たちをケアしてきた、山本邦子先生から、勉強できる機会は、とても貴重な時間になるはずです。

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ヨガ動作学基礎講座
オンライン|4月4日(日)
https://shop.yoga-gene.com/program/29069/

大阪限定:スタジオで動作学を勉強しよう!
大阪|4月4日(日)14:30~17:30
https://shop.yoga-gene.com/program/32957/


Thank you!

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