見出し画像

ChatGPTを活用しよう。企業も個人も楽する世界へ。

2022年11月にリリースされましたが、半年も経たずに凄い反響ですね。遅ればせながらですが、その後に追加リリースでの変化もたくさんあるので2023年5月段階での話を書いてみようと思います。

ChatGPTとは何か?

ChatGPTはOpenAI社が開発した、高度なAI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービスです。 AIチャットサービスというとあまり凄く無さそうですが、話題になるだけはあって回答が凄い精度で、単純に「おぉ!凄い!」と思えるサービスです。
何となくの凄さは実際使ってみていただくのが、一番だと思います。

ChatGPTの利用方法

1.アカウントを作って無料プランで利用

いくつかの利用方法がありますが、まずはアカウントを作れば無料で使えるのでこちらがオススメです。 
下のリンク先から「Sign up」に進み、アカウントを作ります。使い方は至ってシンプルなので、とにかく何か聞いてみましょう。
※業務上知り得た秘匿情報や個人情報の入力は避けましょう。

「セールスのDX戦略について、効果的な手法をまとめて下さい。」
「UXにおいて、大事な事をまとめて下さい。」
「週末の過ごし方を教えてください。」
「キャンプに初めて行くのですが、何を持っていくといいか教えて下さい。」

などでしょうか。
おぉ、凄いなという回答が返ってきます。

UX(ユーザーエクスペリエンス)において重要な要素をまとめると以下のようになります:

1. ユーザーセンタードesign: ユーザーセンタードesignは、ユーザーのニーズや要求を理解し、それに基づいて製品やサービスを設計するアプローチです。ユーザーの視点を重視し、使いやすさ、便利さ、満足度を追求することが重要です。

2. シンプルで直感的なインターフェース: インターフェースはユーザーと製品/サービスの接点です。シンプルで直感的なデザインを採用することで、ユーザーが簡単に操作でき、ストレスなく目的を達成できるようにします。

3. 一貫性と視覚的な統一性: ユーザーエクスペリエンスは、一貫性と視覚的な統一性を重視する必要があります。メニュー、アイコン、色の使い方など、要素間の一貫性を保ち、ユーザーが迷わずに操作できるようにします。

4. パフォーマンスと速度: ユーザーはスムーズで高速な体験を求めています。応答性とパフォーマンスの最適化は、ユーザーエクスペリエンスの重要な要素です。遅い読み込み時間や処理の遅さは、ユーザーのイライラや離脱につながる可能性があります。

5. バリアフリーデザイン: ユーザーエクスペリエンスは、全てのユーザーがアクセスしやすく、利用できることを目指すべきです。バリアフリーデザインは、身体的な制約や障害を持つユーザーに対して、使いやすさやアクセシビリティを提供することを意味します。

6. ユーザーフィードバックとテスト: ユーザーフィードバックは、ユーザーの声を収集し、製品やサービスの改善に活かす重要な手段です。定期的なユーザーテストやアンケートを通じて、ユーザーの意見や要望を把握し、それに基づいて改善を行います。

7. 感情とエンゲージメントの考慮: ユーザーエクスペリエンスは、ユーザーの感情やエンゲージメントにも注目する必要があります。ユーザーが製品やサービスとのつながりを感じ、ポジティブな感情や興味を持つことが重要です。

これらの要素を考慮しながら、ユーザーエクスペリエンスを設計することで、ユーザーの満足度や忠誠度を向上させることができます。

ちょっと英語が入ったりなどもありますが、十分良い事言ってるなという感じがします。忠誠度はどうなんだろう・・・と思ったりもしますが。。。

2.月額20$を払って有料プランで利用

無料プランで十分な気がしますよね。有料プランにすると何が変わるのでしょうか?
・混雑している時でも優先的に利用可能
・応答速度の向上
・新機能への優先アクセス
の3点です。よく使う人には魅力的ですね。

3.プラグインをオンにして利用

2023年5月の新機能です。このあたりが、前述の有料プランに加入していると優先的にアクセス可能です。このプラグイン、かなり凄いです。
色々なプラグインがありますが、一例としては「食べログ」があります。

食べログプラグインをON

「今日の夜19:00から新橋で予約可能なイタリアンを教えて」と入力

条件にあったお店を表示してくれます。

一つの例ですが、多くのデータを持つサイトのプラグインが増えれば増えるほど、ChatGPTの画面で情報が表示されます。フライト予約などもそうですね。このプラグイン、非公式にはなりますが自作出来るんです。今後、プラグインを作りたい需要も増加しそうですね。

4.APIで利用する

少しプログラム寄りの話にはなってしまいますが、APIから利用可能です。APIとは何か?は詳しくはここでは記載しませんが、
・プログラムA と プログラムBを繋ぐ事が可能。
というイメージです。例としては、
・プログラムA(ChatGPT) と プログラムB(LINE) を繋ぐ事が可能。
という形です。
社内専用システムにChatGPTを組み込んで、社内のみで利用可能にする。といった事が可能になります。


企業や自治体の利用状況

そんな凄いChatGPTですが、当然賛否もあります。とはいえ避けてばかりでも仕方が無い!という事で、大企業や自治体でも利用に対して実験的に導入が始まっています。むしろ組織として正しく提供した方が情報漏洩等にならず安心出来る部分が大きいとも言えます。
個人のLINEでやり取りされるくらいならば、LINE WORKSを導入した方が安全。みたいな話ですね。

リスクとデメリット

どんなに素晴らしくともリスクやデメリットもあります。
・情報が古い(2021年9月のデータまでしか無い)
・リアルタイムな情報は不得意(野球の結果など)
・正確な情報とは限らない(存在しない宿泊施設が出たり)
・国や団体によっては規制していたりする
現在はこのような状況ですが、段々と解消されていくのは間違いないでしょう。特に正確な情報とは限らない点は最大の注意点です。

ChatGPTで考えられる活用方法

・個人的活用
・ビジネス的活用(要点まとめや、ブレスト)
・企業内部向けドキュメントの活用
・企業外部向けFAQなどでの活用(チャットボットの大きな進化系)
・エンターテイメント活用(AI Vtuberなど)
・プログラム自体を書かせたりチェックしたり
ざっと考えてみても本当に色々な使い方ができます。

他にも生成系AIは続々リリースされている

ChatGPTが話題として一番大きく、聞く事も多いですが他にも世界中で何かを生成してくれるAIが日々リリースされています。

例えば以下のようなAIです。

  • ゴールを与えると自動でこなしてくれる

  • 画像を作ってくれる

  • 旅行のプランを作ってくれる

  • プレゼンテーション用スライドを作ってくれる

  • 欲しいデータをまとめてくれる

  • レジュメを作ってくれる

およそ人が欲しいものや、アウトプットしているものに関しては続々とAIがリリースされていくでしょう。


ビジネス向けに開発するさいの注意点

これは業務を通しての経験でもあるのですが、判定系AIにせよ、生成系AIにせよ、その他のプログラムと違って確実な動作はしません。

例えば、
・問い合わせフォームを作って、問い合わせがあればメールが届く
こういったプログラムは確実な動作が可能です。しかしAIではこのような動作はしません。よって必ず流れが以下のようになります。

1. プロトタイプを実装

2. ChatGPTによる出力の精度を検証、チューニングする検証

3. 検証期間を経て、ChatGPTからの出力が十分活用可能と判断ができた上で、本格的にシステム開発を進行

このため、
技術検証費+開発費+AIエンジンの従量課金+カスタマイズ費+インフラ費用
とそれなりにコストがかかります。

判定系AIで実証実験を実際にした話

・棚をスマホで撮影して、解析し、どの商品か判定する。
という実証実験を行いました。AI自体はMicroSoft,Google,Amazonなどそれぞれが得意なものを組み合わせて精度を高めていきました。
こちらもやはりプロトタイプを実装、判定の精度を検証と進めていきました。いわゆるウォーターフロー開発で、結果を確約。という進め方にはものすごく向いていないという印象があります。

今後

ここまで凄い!と色々書いてきましたが、まだまだ発展途中のものです。よく言われる日本では完璧で無いとダメだという感じでは採用が難しいかもしれません。それでも遠ざけてしまうと後で損をしてしまうので、柔軟にいいところ、悪いところを認識した上で、取り込んでいく方向性で付き合うのが良いものだと考えています。

核となるAIエンジンはそれぞれのAI自体が持っているものになるので、目的にあったカスタマイズが肝になってくるでしょう。当社でもあれこれとチューニングを試したり、こんな風に使ってはどうか?などを実施しています。うまく活用する方法にてご相談を受けたりしています。


ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは今日のnoteも誰かに何か参考になったりすれば幸いです。

お問い合わせは以下よりお気軽に。Twitter DMなどでも受け付けております。
https://go.lord-inc.com/l/1011101/2023-02-13/4g583r


#AIの活かし方
#私の仕事

いつも応援してくださる皆様に支えられています。本当にありがとうございます。サポートはより還元出来るように本の購入に充てさせていただきます。