スーパーカブ90の旅 ( 桜 編 )
今年の桜は史上最も早い開花だったそうで、散ってゆくのも早かったですね。
関西で桜満開のニュースが流れてきた3月末、あわてて早朝からスーパカブ90に跨り、咲いてはすぐに散ってしまう 儚い桜 を追いかけるため、南は和歌山へ向けて出発しました。
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朝日と桜
一番に到着したのは2年前も訪れた四郷の桜。ちょうど山影から太陽が出てきてました。満開にはまだ早い感じ。
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橋と桜
先ほどの場所から3分ほど移動。ここも2年前に発見した葛城の一本桜です。
この桜は2年前の記事でNo.1に美しかった場所です。
お気に入りの場所なので1時間近くあーでもない こーでもないとフィルム30枚も消費してしまった。撮り過ぎ・・
カブも画になるねぇ
橋が桜の存在を際立たせてくれます。
飛行機もシューン
パツパツ構図ですな、、50mmレンズで広角っぽい画を撮るのが苦手です。精進が足りません。
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桜がある公園
歩道橋の上から
50mmレンズに交換して菜の花を前ボケで
28mmレンズに交換してベンチを撮る・・
レンズの交換ってめちゃくちゃ面倒くさいぞ!なんてボヤいてるとココで事件が、、
再度50mmに交換した際に、外した28mmレンズをこのベンチに置き去りにして次のロケーションに出発してしまうボケっぷり。信号待ちでポケットにレンズが入ってないのに気付き、「うぐぅぁっ、、レンづぅ~!!」と奇声を発しながらUターン。
20分後に戻ってきたらレンズ君は泣きそうな顔してベンチに座っておりました。皆さんレンズ交換の時、外したレンズをどうしてるんだろ?
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あぜ道としだれ桜
南に向けて再出発、国道を走っていると右に逸れるあぜ道にしだれ桜発見
お気付きかもしれませんが、ちょいちょい桜と一緒にスーパーカブが写ってるでしょ。
実を言いますと
「桜風景に溶け込むスーパーカブ選手権 2021」を同時開催しております。
参加者は私だけなので、ぶっちぎりの優勝です。
ちなみにTwitterでフォローしている鰹さんの撮るバイク写真に影響されましてね、鰹さんの写真はこんな感じでめちゃカッコいいのです。
早くこんな風に撮れるようになりたい、、
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お寺と桜
海南市から有田市にショートカットする428号線。山桜かな??
山のグネグネ道を登ってますと道にせり出す立派な桜が
飛行機雲が長く伸びる
ミラー越しに見てもこのボリューム
山のお寺へ続く細い道を登ると
駐車場からして桜ボーボーです
上の墓地エリアもボーボーです
お寺に入ってみると立派な枝垂桜がボーボーってもうええか
背の高いしだれ桜
枝の下からもパチリ、28mmでも収まり切らず、初めて超広角レンズが欲しくなった。
実はこのお寺、GoogleMapでくまなく探したけど出てこない、来年も行きたいのになぁ。
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ダムの桜
自宅から90km、日帰りの和歌山旅では一番遠くまで来ちゃったかも。
YouTubeで素敵な桜ツーリングの動画を見つけまして「広川ダムの桜」を最終目的地に設定しました。
そうそうダムの直前に中学校があって、ここの桜も素晴らしかった。
本数は10本そこそこなんだけど、枝が横にせり出す好きなタイプです。
このトンネル感がたまりませんね。もうダム行かんでもエエちゃうとか思えるほど綺麗でした。
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あと7kmなので行きますけどね
ダムに近づくにつれて桜の量も増えてきます。
わーすご!地元では有名な桜の名所みたいで観光客もまぁまぁ多い、コロナ以前はもっと混雑していたのでしょう。
満開で桜が「密」ですよ奥さん!
桜の木の下で1時間ほどゆっくり休憩。出発から7時間走ってましたので、疲労から頭がボーっとしてきました。
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道まちがえた
大阪に向かって帰るはずが・・
北の方向はこっちだよね~とGoogleMapを起動させずに出発しました。
のんきに走ってますと
わーい!アニメに出てきそうな 「紀伊内原駅」に出会う。かわええなぁ~
クエが名物なんだ~。んん?日高町ってどこや?とGoogleMapを確認すると、大阪とは反対向きに走っとるやないか~い。
帰路が1時間ほど伸びるけど 来ちゃったものは仕方ない。これもわがまま1人旅の良いところと開き直り、海沿いの道から「桜と海」の風景を探しながら北へ戻ります。
海の前に「クエと桜」を発見。そんなにうれしくなはい
15分ほどで海沿いに出れました。私が探すのヘタってのもありますが「海と桜」のロケーションって意外に無いんですよね。
日が傾き始めたら風が めちゃめちゃ冷たいよー!!
最後にネットで探していた”桜と海”が見える「施無畏寺」に寄りました。とてもエエところでしたよ、しかしもう体力が限界で数枚撮ったら頭の中でチーンと音がしてこの日の撮影は終了~
トコトコ2時間半掛けて大阪に戻りました。
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おわりに
私の撮影には2通りのスタイルがあって
① 事前に目的地の情報を調べまくる
② 何も調べず 行き当たりばったり
今回は①のパターンですね、つまり広川ダムと施無畏寺は事前にどんな場所か知っていたわけです。確かに移動効率はすごく良いし、安定した撮れ高を得られます。(普段の撮影の7割は①)
しかし、実際その場に立った光景を思い出すと、事前にネットで見た場所より、偶然に出会ったロケーションの方が感動は数倍も大きいし、撮影結果も良いように思います。
私がスーパーカブで旅を続ける理由は
単なる移動手段ではなく、今まで見たことのない感動を探すために旅を続けているのです。
あらら、恥ずかしいくらいエエこと書き過ぎて、○ンタマの裏側がムズかゆいなぁ・・(最低)
ちなみに、この日に撮った中で一番テンション上がったのは、たまたま通り掛かった「紀伊内原駅」でした。
※この「たまたま」は、ムズかゆいタマタマとは無関係です。
おしまい
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Nikon F80 / Kodak COLORPLUS 200
Film development by FUJICOLOR PLAZA MMG
いいねやコメントだけで十分でござーますよ!!