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世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方


 結論から言うと、やりたい事は見つかりませんでした。・・真新しいものは。ただ、見つからない理由はわかった気がします。
 
 これまでの記事にも書かせてもらったように、50歳になる年齢でこのままでいいのかと思い悩んでしまいました。これを世間ではミッドライフクライシス(中年の危機)というようで、まさにその危機にどっぷりと浸かっています。とにかく人生後悔をしないようにと、今更ながら今自分がやったほうが良いと思う事を1つでもやろうと動き始めました。
 何か身体の中で、今まで動いていなかった隅っこの小さな臓器が動き始め、それが良い事なのか、悪い事なのかわからない感じです。
 大きな決断として職場を変えました。この年齢になって職場を変えた事で、状況は厳しくなりましたが、かなり遅ればせながら、初体験といえるような事も2つ3つする事ができ、新たな人達にも出会う事ができたのでとりえず後悔はしていません。

 ただ、もし人から「あなたが1番やりたい事はなんですか?」。「どうゆう人生を送ればあなたは本当に幸せになれますか?」。「今の仕事で大丈夫ですか?一生続けれそうですか?」など少し突っ込んだ質問をされると、正直なところ答える事ができません。
 そもそもが、今の自分を変えたい(カッコイイオヤジになる)と思って動き始めましたが、具体的にどう変わりたいか?まではしっかり考えていなかった事に、恥ずかしながらこの本を読んで気が付きました。それから、そういった思い悩んだりする大半の理由は、「やりたいこと」が明確でないからと言えそうです。なのでこの「やりたいこと」さえ見つかれば、悩みも晴れ、人生が上向いて行くと確信した私は、この本を手に取りました。
 しかしながら甘かったようです。本を読み進め、診断をする事で自分が知らなかったり、気づかなかったり、思ってもいなかった真新しい何かが見つかるかもしれないと期待をしていたからです。残念ながら、「瓢箪からコマ」のような事はありませんでした。私からシステムエンジニアとか出てこられても困りますし。
結局のところ、答えは自分の中にしかないようです。今までやってきた事、現在少し携わっている事や考えている事など。そう考えると、冒頭に「やりたいこと」は見つかりませんでしたと書きましたが、実はもうすでに見つかっていましたともいえそうです。

 この本の中では、「大事な事」、「得意な事」、「好きな事」をもとに本当にやりたい事を導き出していきますが、私のはっきりしない診断結果を、無理矢理引っ張り出してみると、トレーニング・スポーツ・山歩き・歌などが出てきました。これらの事は、仕事やプライベートですでに少しやっている事でした。偶然というか有難い事に、障がいのある方と月に何回かは、プールやトレーニングジムに行く、風船バレーというスポーツにも月に1回取り組む。カラオケにも行く、B'zの大ファンという共通の趣味がある障がい者にも出会い、バンドをやっている職員もいる。自分の周りには、かなり良いパーツが散りばめられている事に気が付きます。人からみれば自分のやりたい事を実現させるには、偶然にも恵まれた環境かもしれません。ただまとまりがなく、大きな収益(お金)になっていないだけです。
 今じゃトレーニングやプールなどの運動や以外に、B'zの曲を流しながら、おうちヨガも始めました。どうやらこのあたりに自分のやりたいことの答えはあるようですが、それでお金が稼げるとも稼ぎたいとも思ってません。
 しかしながら、この本の中に、
「やりたいことが仕事にできそうにないという考えではやりたいことは、絶対に見つかりません。なぜなら、
①やりたいは自分の中にあります。
②やいたいことの実行手段は社会の中にあります。」と書いてありました。(キビシイーー!!)

 この本を私なりに一文でまとめると、
「周りの人や物に期待し過ぎない。自分にもっと期待する!」
自分を信用し、期待をして、自分をもっと掘り下げていく。そうしないと見つかるものも見つかりません。

 自分の中にあるものを掘り起こしたい方は、おすすめの1冊です。「ここを掘れば必ず見つかります。」と最後の最後まで言い続けてくれる本です。やる気に満ちた方ならすぐに掘り起こす事ができるでしょう。(私ももうちょっと掘ってみます。)

最後まで読んで頂き有難うございました。
人にも物にも良き出会いを。

「いつかのメリークリスマス」ではなく、「ちょっと早めのメリークリスマス」。

 
 

 
 

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