カーコラム「鳴海邦彦 MAZDA BFMR型ファミリア4WDを語る 」

BFMR型ファミリア4WDは思い出深いクルマである。

当時、取材でダートラ会場やラリー会場に行くとパドックはこのクルマに埋め尽くされていた。

モータースポーツ界、特にナンバー付き競技の場合にはベース車両のポテンシャルがダイレクトに影響するため、そのクラスの高性能車を供給する数社で寡占状態となるのだが、BFMRは日本初のフルタイム4WDマシンという事もあり、特に土系競技ではほぼ独占状態だった。

1600cc DOHC ターボエンジンは最高出力140PSと決してハイパワーではないものの、フルタイム4WDならではの優れたトラクションと直進安定性によりライバル車の追随を許さぬ圧倒的なパフォーマンスを誇った。

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