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添加剤にも五分の魂 フォーミュラーカーのエンジン組み立てにも使用されている信頼のMoDTCを含有するリーズナブルなエンジンオイル添加剤 " AUGオイルプロテイン " 」

 エンジンオイル原理主義が最近ややグラついている。

 カー用品店で久しぶりに衝動買いしたエンジンオイル添加剤が思いのほか良かったからだ。

 その名も「AUGオイルプロテイン」、いかにも効きそうなネーミングである。

AUGオイルプロティン

 この添加剤、高精度のベースオイルに有機モリブデンの一種であるMoDTC(ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデン)をフュージングしたもので、エンジンオイル4~5ℓに対し1本(250cc)を注入する。

 MoDTCは優れた減摩効果を持ちながらも固体潤滑剤であるが故に沈殿というデメリットを持つMoS2(二硫化モリブデン)の欠点を改善すべく開発されたもので、摺動面で分解して二硫化モリブデン類の化合物を含む被膜を形成し、摩擦低減効果を発揮する、俗に「液化モリブデン」と言われているタイプの添加剤である。

 このタイプの添加剤にはMoDTCの他にMoDTP(ジアルキルジチオリン酸モリブデン)もあり、当初はよく使われていたが、分子中のリン(P)が触媒の浄化作用や耐久性を悪化させるという弊害が指摘され、現在ではMoDTCが主流となっている。

 さて、オイルプロティンの使用法がいたって簡単。エンジンが停止した状態でオイルフィラーキャップを開け、どくどくと入れるだけ。注入後、少しアイドリングさせて撹拌してやれば完璧だ。

 注入直後からエンジン音が静かになり振動が減少、さらに添加後約100km程走ると、エンジンが軽く感じられるようになった。アクセルのツキが良いのだ。

 さらに、特に省エネ運転をしたわけでもないのに燃費も向上、それまでの市街地平均燃費を5%~10%ほど上回った。

 この程度の燃費向上は誤差範囲とも言える微妙な数値で、多分にプラシボ効果もあるが、MoDTCは最近流行りの低粘度省エネオイルの摩擦調整剤としても使用されているので、得体の知れない物質よりも安心感がある。

 いずれにせよ、1000円代で購入できる「オイルプロテイン」は、疲れたエンジンのサプリメントとして気軽利用できる優れ物であることは紛れもない事実と言えよう。

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